〈우리들의 시〉ハングルがっこうに いきましょう/朴世永
2012年03月19日 15:51 文化・歴史ゆうがたに 会う 仲よし 三人組み
「ハングルがっこうに いきましょう」
いつも ろじで さけびます
この ろじで のこった おうちは おばあさんちだけ
いつも おなじ時間に 会う ぼくら
「ハングルがっこうに いきましょう」
うたうように みんなで 呼ぶと
ようしよし、出るよと おばあさんの声
今日は 呼んでも へんじが ないよ
ちびっこ 出てきて まねします
「ようしよし、 とっくに 行ったよ おばあちゃん」
(「児童文学文庫6」金星出版社、1981)
※朝鮮では植民地解放後、わずか3年という短い間に非識字者を完全になくした。「낫놓고 기윽자도 모르던(目に一丁字もない)」朝鮮の老若男女がハングルを学びにいく姿がユーモラスに描かれている。
パク・セヨン(1902~1989)
日本植民地解放前はKARF文学運動に参加し、多くのプロレタリア童詩を創作した。朝鮮の国家「愛国歌」、「リムジン河」の作者で有名。朝鮮の子どもたちの間では「朝は輝け(아침은 빛나라) おじいさん」の愛称で親しまれたという。
(選訳・金真美)