公式アカウント

〈月間平壌レポート〉90年代の苦難越え、今がある

2011年08月26日 10:28 共和国

今日も明日も、追憶せん

【平壌発=鄭茂憲】駐車場には多くのバスや車が停まり、入り口付近には人だかりの山。真夏の太陽の光が真上からさんさんと降り注ぐ平壌演劇場前に広がった8月の風景だ。

同劇場では7月17日から演劇「今日を追憶せん」(制作―国立演劇団)が上演を開始。朝鮮中央テレビは7月27日に全編を放映し、その後、名場面を紹介するプログラムを連日報じたが、「あの感動を生で見たい」という人たちが多く、会場を埋めていたのだ。

国内最高の栄誉である金日成賞が授与された「今日を追憶せん」は、国家が経済的試練に直面した90年代の「苦難の行軍」時代を描いた作品。ハリウッド映画のキャッチコピーではないが、「全朝鮮が泣いた」と言っても過言ではないほど、「見れば絶対に泣く」と評判だ。

現在は、地方巡回公演が行われている。

Facebook にシェア
LINEで送る