〈子ども美術館 4〉優秀賞「おたがいに頑張ろう」(混合)
2010年11月24日 00:00 文化千葉朝鮮初中級学校・初級部1年 金璃瑤
運動会の絵であるが、ふんわりとした優しい印象を持つ作品だ。一つひとつ話すように、思い返しながら丁寧に描いたのだろう。
自身の経験を描いた生活画であるが、思考のスピードと絵を描くスピードとのズレから「伏線」のような造形が生まれる。
内容を伝えるためには不必要なものに思われるが、子どもにとっては大切なストーリーの一部であり、必要な造形物なのだ。
子どもの作品を対話するように見ると、いろんな発見があっておもしろい。
(中央審査委員・趙剛来)