〈朝大・朝鮮歴史博物館 3〉青銅器時代と古代国家
2009年11月13日 00:00 歴史白銀のように輝く銅鏡など
朝鮮で青銅器が使用されたのは今から5500年前といわれる。青銅とは銅と錫、鉛でできた合金のことをいう。銅と聞くと錆ついた青色を連想してしまうが、当時のものは白銀のように輝いていたようだ。筆者が平壌の古代遺跡(楽浪遺跡)を発掘調査した時に出土した銅鏡が銀色の光沢を保っていたことは、十数年を経た今でも忘れられない。青銅器が使用され始めるとやがて国家の誕生となる。今回は銅剣と支石墓から朝鮮の青銅器時代と古代国家についてみることにする。