〈朝鮮と日本の詩人 98〉堀川正美
2009年07月21日 00:00 文化・歴史北に帰る友への絶唱
底なしの罪のなかで部落の葉緑素はつめたい涙
夜のよこっぱらはバーナーの火でえぐられっぱなし
ブルドーザーとクレーンがのたうちながら
民族の魂をさがしつづけた。
異母兄弟よ、空の盗賊
差別をこえてわれわれが出あったとき
境界でまっさおな暁を指でうめかせたっけな
屑鉄戦争、すりばちの斜面。
底なしの罪のなかで部落の葉緑素はつめたい涙
夜のよこっぱらはバーナーの火でえぐられっぱなし
ブルドーザーとクレーンがのたうちながら
民族の魂をさがしつづけた。
異母兄弟よ、空の盗賊
差別をこえてわれわれが出あったとき
境界でまっさおな暁を指でうめかせたっけな
屑鉄戦争、すりばちの斜面。