〈みんなの健康Q&A〉更年期障害(上):原因と症状
2009年06月17日 00:00 文化・歴史Q:以前、「妊娠に伴う抑うつ」を取り上げていただきましたが、今回はもう少しベテランの女性に見られる更年期障害について説明してください。
A:まず始めに、更年期障害の特徴から説明いたしましょう。
更年期障害は女性であれば、誰がなっても不思議ではないものです。20~30代の妊娠適齢期が過ぎますと、卵巣機能もその役割を終えようとします。それまでは規則正しく、毎月左右の卵巣から放出されていた卵子は、次第に排卵の間隔が空いてきたり、2~3カ月排卵しなくなったりします(生理は多くの場合、排卵後2週間で起こるのです)。
一般的に、このようなホルモンの変化の時期を女性の「更年期」と言います。更年期の年代は45歳から55歳ぐらいと言われています。