〈朝鮮と日本の詩人 88〉鹿地亘
2009年04月20日 00:00 文化・歴史死をも恐れぬ強靭な愛国心
おおそれは私を泣かせる、
このわかものを見よ!
ぐるぐる巻きに柱にゆわえられ
的のしるしを胸にさげ、
眼かくしの下に、眼に見えぬ天を仰ぎ、
少女のような無心の唇をほころばせ、
声なきそのことばをきくがよい。
-とこしえの自由の花ひらく、
祖国のためならいのち 一つは何と
小さい代価であることか!
おおそれは私を泣かせる、
このわかものを見よ!
ぐるぐる巻きに柱にゆわえられ
的のしるしを胸にさげ、
眼かくしの下に、眼に見えぬ天を仰ぎ、
少女のような無心の唇をほころばせ、
声なきそのことばをきくがよい。
-とこしえの自由の花ひらく、
祖国のためならいのち 一つは何と
小さい代価であることか!