〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 4〉王建陵と恭愍王陵
2006年06月07日 15:14 歴史太祖の顕陵
高麗文化というとややもすれば、高麗磁器と八万大蔵経などの仏教経典のみを思い起こす。高麗文化は、決してこれにとどまらない。開城市の世界遺産を訪ねる時、高麗王朝陵墓の探訪は欠かせない。高麗王朝の陵墓を訪ねたい。王朝の陵墓群は、開城市の西側と南側に位置する開豊郡と板門郡に集中している。とりわけ、475年間の高麗王朝の盛衰と、その文化をじかに体験し触れたい人には、王たちが眠る陵墓の見学を勧めたい。太祖王建をはじめとする、歴代の王と王族たちの陵墓は、開城市の西南、開豊郡と板門郡の59カ所にわたって点在している。開豊郡には、太祖・王建陵をはじめとして、恭愍王陵や、宣陵、太陵、高陵などがあり、板門郡には康陵、成陵などがある。