〈朝鮮名峰への旅 5〉鏡のような湖面に、空と間違えたチョウが飛び込む
2004年08月20日 00:00 文化・歴史7月下旬、梅雨前線によるバケツをひっくり返したような雨があがると、白頭山は本格的な夏山を迎えた。
腰をすえて夏の白頭山を撮影しようと、ペゲボンホテルから天池に移る。湖畔の丘に天幕を張り、そこをベースキャンプとする。
この丘には先住者がいた。3人と犬2頭だ。がっちりした丸太造りの山小屋をさらに厚い土壁で囲んだ、快適な空間の中に彼らはいた。挨拶に行く。なんと彼らは昨年よりここに住んでいるという。