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〈朝鮮歴史民俗の旅〉暗行御使(2)

2004年06月26日 00:00 歴史

議政府から受け取る1冊の本に、暗行御使の職務と権限が記されている。馬牌は暗行御使であることの証票。10センチほどの銅製の円形の符印である。表に馬の絵柄が刻まれ、裏には発行元が政府の尚書院であることと発行年月日が刻まれている。現場の取り押さえや容疑者の逮捕時に令状として使われただけでなく、駅馬の使用や地方の羅卒(警官)の出動令にも使用された。斧鉞は観察使(正二品)など高位官僚に与えられる金製の斧で権威の象徴である。それが示されると、高位・大爵も従順に従わなければならない。

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