〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 74〉「三国遺事」所収の「延烏郎と細烏女」/移住氏族について(上)
2002年07月01日 00:00 文化・歴史古代朝鮮と日本列島との関わりは、いまから約5000年前にさかのぼると考えられている。
わが民族の始祖王・檀君王倹が樹立した古朝鮮を初め、扶餘・句麗・辰国などの古代国家は、青銅器・鉄器文化と農耕文化を発展させ、領土の拡大をめざした。
そして紀元前3世紀頃から高句麗・百済・新羅・伽耶などの封建国家が成立し、高度な金属・稲作文化を擁して海外へも積極的に進出した。
とくに、わが国の移住者集団は日本列島へ積極的に進出し、未開地を開拓してマウル(村)、コウル(郡)、ナラ(小国)を築き、弥生時代の到来をもたらした。