〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 31〉曺氏の始祖は新羅王の婿/種類と由来(18)
2001年12月24日 00:00 文化・歴史曺氏と全氏は、ともに著姓に属し、長い歴史を持つ氏族である。
まず曺氏。本貫数は128で、主な氏族は10余と見られるが、一部では中国・周の文王の12番目の王子を始祖だとしている。しかし、これは李朝時代の事大病が生んだ付会である。
古文献「典故大方」によると、代表的な昌寧曺氏の始祖は曺繼龍(チョ・ケリョン)で、彼は胸に「曺」の字が浮いていたことから曺氏を名乗り、のちに新羅・真平王の婿になったという。
伝承によれば、新羅の文官・李光玉に礼香という美しい娘がいたが、ある日、急に腹痛を訴えたので、驚いた親が医者を呼び、手当てをしたが効き目はなかった。