〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 13〉姓氏使用、前進遂げた李朝時代/起源と変遷(11)
2001年10月19日 00:00 文化・歴史李朝時代に入って、姓氏を使用する社会的動向は大きな前進を遂げた。それを裏づけるものは、第1に、各氏族による「族譜(チョクポ)」の作成であり、第2に、姓氏に関する記録文献類の出現である。
わが国最初の体系だった「族譜」とみなされているのは、世宗5(1423)年刊行の文化柳氏の「永楽譜」であり、現存最古の「族譜」は、1476年発刊の安東権氏の「成化譜」であるといわれている。
また各氏族の「族譜」も盛んに編まれたが、それらを網羅した系譜書としては、「青丘氏譜」「萬姓大同譜」「朝鮮氏族統譜」などの刊行があげられる。
では李朝時代、わが国の姓氏数はどのように記録されていたであろうか。次に列挙する。