〈女子サッカー〉中国に1-0で勝利

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ベスト4進出、29日に北南対決

(사진 로금순기자)
女子サッカー準々決勝、朝鮮対中国戦(写真:盧琴順)

【仁川発=李永徳】朝鮮女子サッカーチームが26日、準々決勝で中国と対戦。1-0で勝利を収め、29日の準決勝で南朝鮮と対戦する。

女子チームは会場に駆けつけた朝鮮選手団や「南北合同応援団」の応援を味方につけて、試合開始から押し気味に試合を進めた。

朝鮮は流れるようなパスワークや鋭いカウンターなど多彩な攻撃で相手守備陣を翻弄したが、最後の局面で相手ゴールをこじ開けることが出来ずスコアレスドローで前半を終えた。

状況を打開しようと朝鮮は48分にFWホ・ウンビョル選手、52分にMFのチョン・ユリ選手を投入し攻撃の活性化を図る。

するとその采配が的中。73分、MFリ・イェギョン選手が左サイドから正確なアーリークロスを放り込むと、交代出場のFWホ・ウンビョル選手が豪快なヘディングシュートを決めて待望の先制ゴールをもたらした。朝鮮はその後も余裕を持ちながらゲームを支配し1-0で勝利した。

ホン・ウンビョル選手はこれまで朝鮮の最優秀女子選手に選出され、昨年7月の東アジアサッカー連盟選手権大会で得点王に輝くなど、抜群のゴール嗅覚を持っているストライカーだ。今大会では中々コンディションが上がらず予選のベトナム戦、香港戦ともに途中交代で起用されてきたが、ゲームの流れを変えるスーパーサブとしての期待にしっかりと応えてみせた。

キム・グァンミン監督は「今日の試合で選手たちは祖国と人民たちの期待に応え勝利を収めることができた」としながら、南の市民たちの熱烈な応援について「私たちは同じ民族であり、ひとつになろうとする南の市民たちの切実な願いが感じられた」と語った。そして、「次の試合でも勝利して決勝に進出し、必ず優勝したい」「結果を残し(応援してくれている)在日同胞たちにも力を与えたい」と抱負を語った。

(朝鮮新報)