〈女子重量挙げ〉58kg級 リ・ジョンファ選手が金メダル

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男子69㎏級で銀、柔道、体操団体、シンクロでもメダル

(사진 조선중앙통신)
重量挙げ女子58kg級で金メダルを獲得した リ・ジョンファ選手。表彰式で(朝鮮中央通信)

【仁川発=李永徳】大会3日目となる22日には、女子重量挙げ58kg級でリ・ジョンファ選手が金メダルを獲得した以外にも、朝鮮選手団は3個の銀メダル、1個の銅メダルを獲得する活躍を見せた。朝鮮は22日までに3個の金メダル、3個の銀メダル、4個の銅メダルを獲得し、国家別メダル獲得数ランキングで5位につけている。

〈녀자력기〉리정화선수, 69kg급경기에서 금메달
(写真:朝鮮中央通信)

重量挙げでメダル量産

お家芸の重量挙げででメダルラッシュが止まらない。

男子56㎏級でオム・ユンチョル選手が、男子62㎏級でキム・ウングク選手が優勝したのに続き、この日はリ・チョンファ選手(23)が金メダルに輝いた。これまでに行われた男女5階級中、3階級を制覇している朝鮮の重量挙げに多くの注目が集まっている。

女子重量挙げでは初となる金メダルをもたらしたリ・ジョンファ選手は、観客たちを興奮の渦に巻き込む大逆転劇を演じてみせた。

スナッチでは102kgをあげたが中国の選手に7㎏上回られた。それでもリ選手は「なにがあっても必ず勝利できると信じていた」とぶれなかった。

中国の選手がジャーク126㎏、総合235㎏の結果に終わっていた中で、リ選手は得意分野で1回目に128㎏を軽々とあげると、2回目で134㎏をあげ総合236㎏で優勝に輝いた。

表彰台に上がり朝鮮国旗を見上げながら大粒の涙を流していたリ選手は、「いい結果を残すために新しくリニューアルされた青春通り体育村(平壌の複合スポーツ施設)で一生懸命練習を積んだ」と話し、絶え間ない努力の積み重ねが必ず花を咲かせるということを、金メダルという最高の結果で証明してみせた。

男子69㎏級ではキム・ミョンヒョク選手(24)が最後まで優勝を争ったが体重差に泣き、銀メダル獲得に終わった。

キム・ミョンヒョク選手はスナッチで160㎏、ジャークで182㎏あげ総合で342㎏を記録。総合で中国の選手と並んだが、ルール上体重が重いキム選手が惜しくも優勝を逃した。

(写真:朝鮮中央通信)
(写真:朝鮮中央通信)

体操で堂々の銀メダル

体操女子団体では体操王国、中国に後塵を拝したものの、段違い平行棒、平均台、床運動、跳馬合わせて214.650点で堂々の銀メダルを勝ち取った。

競技にはカン・ヨンミ、キム・ウンヒャン、キム・ソヨン、チョン・ウンギョン、ホン・ウンジョン、リ・ウナが出場し、平均台と跳馬で2位、段違い平行棒と床運動で3位を記録。中でも2008年北京オリンピックで跳馬の金メダリストとなったホン・ウンジョン選手の存在感が光っていた。得意の跳馬で難度の高い技を成功させ、観客たちをうならせると電光掲示板に照らし出された記録は15.350点。参加選手中、最も高い点数に会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。

試合後、カン・ヨンミ選手は、南の市民たちの声援に「ありがたく思う」としながら、「同じ(朝鮮)民族の地でいい結果を残すことができた。もっと高い結果を残したかったが、切り替えて今後さらに練習を積みたい」と語った。

女子柔道78㎏級では、昨年ブラジルでの世界柔道選手権大会で並み居る強豪を倒して優勝し、頭角を現し始めたソル・キョン選手(24)が登場。攻めの姿勢を貫き銀メダルを獲得した。

8人で争われたこの競技で、ソル選手は初戦で日本の選手を相手に大内刈で技ありを奪い準決勝に進出。決勝進出をかけて臨んだ試合では、開始42秒で難易度の高い袖釣込腰(そでつりこみごし)で一本を奪う貫禄の戦いぶりを見せた。

決勝では南朝鮮の選手との「北南対決」が実現。この試合でソル選手は果敢に攻め続けたがなかなか技が決まらず。0-0の同点でタイムアップを迎え、2度の指導(反則判定)が響き敗戦を喫した。

シンクロナイズドスイミングでは、21日のテクニカル・ルーティン(83.3914点)、22日のフリー・ルーティン(83.7333点)合わせて167.1247点で3位。フリー・ルーティンでは民謡「アリラン」や「オンヘヤ」に合わせて華麗な演技を披露し、アジア大会3大会連続となる銅メダルを獲得した。

(朝鮮新報)