〈女子重量挙げ〉ペク・イルファ選手は4位

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悔しさをバネに、目指すは五輪での優勝

重量挙げ女子48㎏級で4位となったペク・イルファ選手(写真:盧琴順)
重量挙げ女子48㎏級で4位となったペク・イルファ選手(写真:盧琴順)

【仁川発=李永徳】重量挙げの男子56キロ級でオム・ユンチョル選手が金メダルを獲得した一方で、女子48㎏級に出場した21歳のペク・イルファ選手は最後の試技までメダルを争う健闘を見せた。

スナッチで85㎏をあげ、ジャークでは1回目で102kgを成功させ3位に躍り出たペク選手は、金メダルを狙い2、3回目とそれぞれ106㎏、107㎏に挑戦。しかし成功させることが出来ず、逆に最後の試技でウズベキスタンの選手に上回られ、結局4位で競技を終えた。

掴みかけていたメダルが一瞬にして目の前から消えていった悔しさのあまり、ペク選手は試合後、終始うつむき加減で言葉を発することもままならなかった。しかし年の近い先輩であるオム選手が男子56キロ級で優勝し、金メダルを首にかけて一番高い表彰台に堂々と立つ姿を見ると、ペク選手の目の色は確実に変っていった。

重量挙げ女子48㎏級で4位となったペク・イルファ選手(写真:盧琴順)
重量挙げ女子48㎏級で4位となったペク・イルファ選手(写真:盧琴順)

その眼差しは憧れはもとより、「自分もいつかあの位置に立ってみせる」という強い意思を感じさせた。コーチが「(ペク選手の)目標は今後のオリンピック(2016年ブラジル五輪、2020年東京五輪)で金メダルを獲ることだ」と話すと、ペク選手も前を見据えながら「はい!」と力強く答えた。

ペク選手の一言には、アジア大会で味わった悔しさ忘れずに練習に励み、五輪という世界の舞台で必ず雪辱を晴らしたいという決意が滲み出ていた。

(朝鮮新報)