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非対称性を考える

北海道における強制労働犠牲者たちの遺骨発掘および追悼と、歴史を発信・共有する拠点であった「笹の墓標展示館」が、今夏、再建を控えている。本紙では今年2月、その「展示館」再建に向けた巡回展に携わる関係者ら…

世界の周縁から

ここ半年で2度、海外のチュチェ思想研究家に話を伺う機会に恵まれた。今年1月には、インドから訪日したアジア・チュチェ思想研究所理事長を取材。昨秋に訪れたアフリカでは、同地域におけるチュチェ思想研究の重鎮…

浮かび上がる歴史

見て、聴いてきたものが、一面的でしかないことを、最近になり改めて感じている。 年が明け、今年の初取材となった東京・稲城での写真展でのこと。在日朝鮮人1世にフォーカスしたこのイベントを、地元・稲城の地で…

祝いの場で感じた熱意

今年も各地で20歳を迎えた同胞青年らを祝う行事が行われた。 「2023年度広島20歳青年祝賀会」では、100人を超える同胞たちが青年らの新たな門出を祝福した。参加者らは民謡のリズムに合わせて手を取り、…

「沈黙」の再生産

パレスチナ自治区におけるイスラエルの不法占領を告発する、「沈黙を破る」という名の非政府組織がある。活動主体は、良心の呵責に苛まれた元イスラエル軍将兵たち。かれらの姿を追った映画「愛国の告白─沈黙を破る…

ハッキョの鐘の音

香川には朝鮮学校がない。この地の同胞たちは初級部1年生のときから寮で寝泊まりしながら、愛媛にある四国初中に通ってきた。 結成60周年を迎えた香川県商工会の理事らに会いに、10月末、香川を訪れた。

変化を記せているのか

10月中旬、朝鮮大学校の学生たちが行う経済機関実習を取材するため仙台を訪ねた。仙台を訪問したのは10年ぶりで、記憶する限り取材では初だった。思えば前回は大学4年の頃。東日本大震災直後の東北初中を訪ね、…