TODAY 2026年 10月 06日

「当事者」とは

「関東大震災朝鮮人虐殺を検証する有志議員の会」の勉強会を取材した。勉強会の内容は、1983年に韓国で関東大震災朝鮮人虐殺について聞き取りを行った一般社団法人「ほうせんか」理事である西崎雅夫さんの解説を…

理解者

5月、東日本と西日本でそれぞれ行われた第16回オモニ会会長・子育て支援部長会議は、民族教育を取りまく環境が厳しさを増す中、その権利を守るための活動をいっそう活発化させようと、民族教育の歴史と現況につい…

母校へ続く「味」

学校の思い出と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。仲間と過ごしたかけがえのない時間、部活動で味わった喜びや悔しさ、恩師からかけられた忘れ難い言葉。人によって答えはさまざまだろう。しかし、千葉初中の卒業生…

つながる民管の縁

朝鮮音楽の祝典「祖国の愛はあたたかい」(5月17日)を取材した。祖国から民族楽器が贈られて60周年の節目を祝した公演には、総勢180人が出演した。 文芸同東京・民族管弦楽部(民管)に所属する出演者は、…

「ウリ」ハッキョ

「ウリ(우리)」は朝鮮語で「私たち、我々」を意味する複数形の一人称代名詞だ。 「ウリ」は単なる代名詞だけでなく、家族や所属組織など自分が属する共同体に対して親近感や仲間意識を込めて使われる。

気軽に入れる「余白」

「分会長をローテーション制にしたんです」。そう聞いた時、正直少し驚いた。分会長といえば、長年同じ人が担い続けるもの。そんなイメージがどこかにあったからだ。実際、「一度引き受けたらずっとやらなければなら…

残酷さと孤独を超えて

第13回東アジア空手道選手権大会(4月25~26日、愛知・豊橋)を取材した。 在日本朝鮮人空手道協会の会長は、鄭世梨選手が銅メダルを確定させた後のインタビューの中で、筆者にスポーツの残酷さと孤独につい…

再会の日まで

記者生活1年目の最後の取材現場となったのが、広島で行われた青商会学園(3月25日~27日)だ。さまざまな事情によって朝鮮学校に通うことができない日本の小学校に通う同胞児童たちが集まり2泊3日を共にした…

人を引き寄せるもの

朝高時代は腕っぷしの強い「番長」で、朝青班で活動していた頃は酒を飲んで「やんちゃ」もしたという。青商会では地域の会長を担い、コロナ禍まっただ中に44歳という若さで分会長のバトンを受け継いだ。そんな人が…

待望の若者が現れた

3月27日に行われた日朝文化交流協会の総会を取材した。これまで50年以上の歴史を刻んできた日朝文交。一時は活動が停滞状態に陥ったが、日本の有志たちは昨年3月、新体制を発足させた。再出発を果たしてもなお…

「模範分会」の秘訣

昨年末、総聯中央が70の総聯分会、56の女性同盟分会を「年間部門別模範分会」として表彰した。 分会を同胞大衆主人公型、同胞大衆参加型にするべく、それぞれの地域の特色に適した活発な活動を繰り広げた分会が…

「最高の誇り」が届いた日

サッカー朝鮮代表の選手と手をつなぎ、ピッチに入場する。スタンドの一角は朝鮮の応援カラーである赤に染まり、朝鮮民主主義人民共和国の国歌が響く――。その瞬間は、「人生最高の誇りだった」という。 第48回在…

あの日の決断

朝大の卒業式 (3月8日)の後、各学部に分かれて祝賀宴が行われた。 外国語、理工、短期学部の卒業生らと家族、教員らが参加した祝賀宴では、孫凛奈さん(外国語学部)が母の李愛子さん(55)に感謝を綴った手…

地域事情をのぞいて

1月16日、大阪朝鮮会館で行われた生野西同胞新春講演・新年会を取材した。 始まる30分前に会場に入ると、女性同盟の人たちが新年会の料理の準備をしている姿が目立ち、参加者の姿はまばらだった。参加者が少な…

校舎に響いた歌声

取材の先々でいつも驚かされるのは、子どもたちだ。先日もまた児童たちに驚かされてしまった。 1月31日に横浜初級で行われた校舎惜別式でのこと。式で卒業生を代表して発言した金有義さん(65)は最後に「万感…

「そんな昔」の話でも

3月に東京大空襲から81周年を迎える。 1945年3月10日に発生した空襲では、米軍の爆撃により1万人に及ぶ朝鮮人が命を落とした。 21年からは毎年、有志たちの追悼事業として「東京大空襲犠牲者の名前を…

同胞社会総出で応援

総聯奈良県本部主催の「2026年奈良県日朝親善新春の集い」(11日)を取材した。奈良では5人の青年が20歳を迎えたが、残念ながら全員参加がかなわなかった。 しかし、青年らを代表し、金東暉さん(朝大体育…

小さな衝突、大きな成長

第35回在日朝鮮学生少年芸術団が祖国に滞在した41日間を取材した。 芸術団の引率教員や公演の指導を担当した祖国の教員に、今年の特徴をたずねると、「初級部の男子児童が多く参加したこと」だと口をそろえた。…

24年ぶり、覚悟の選択

四半世紀という歳月は、一つの世代が入れ替わる長さだ。今年11月末、静岡で金剛山歌劇団公演が24年ぶりに開催される。11日に行われた静岡同胞新春の集いでは、来る日への協力を呼びかける発言が相次いだ。 2…

ひっくり返せる先入観

東京2025デフリンピックの空手道競技(11月23~25日、東京武道館)に在日本朝鮮人空手道協会の崔慧瑛審判部長が審判員として参加した。 在日朝鮮人として初めて国際総合スポーツ大会の審判員を務める歴史…