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〈世界と朝鮮 – チュチェの視座から〉朝鮮の核戦力がもたらす安定 / アレクサンドル・V・ヴォロンツォフ

2026年09月13日 13:00 世界と朝鮮 チュチェの視座から 論説・コラム 主要ニュース

危機と武力紛争が急速に広がる今日の世界で、かつて軍事的衝突の危険性が最も高い地域の一つとみなされてきた朝鮮半島は、意外にも最も安定した地域の一つとなっている。この状況を支えているのが、朝鮮の強力な核・ミサイル戦力だ。その存在が、米国と同盟国による朝鮮への軍事的冒険を抑止している。

武力行使へ傾く西側

米国を頭とする西側は今日、非軍事的な手段によって多極世界の形成へ向かう世界的な流れを食い止めることはできないと悟り、軍事力を大々的に行使する政策へと移行している。25年6月には米国とイスラエルがイランの核施設を爆撃する武力作戦を行い、26年1月にはベネズエラ指導部に対する侵略が行われた。そして同年2月28日、テヘランへの大規模な侵略が始まった。

これらの出来事は、今日の世界において、法的な合意や交渉で交わされた約束、「国際法上の保証」がいかに空虚なものであるかを余すところなく示した。同時に、朝鮮が核・ミサイル戦力を含む自衛的国防力の強化を一貫して進めてきたことの正当性も裏付けた。

こうした認識は、朝鮮労働党第9回大会(2026.2)でも明確に示された。

「力は力を、強力な力を尊重する。すなわち、核兵器の保有こそ、帝国主義者の侵略的野望に終止符を打つことのできる唯一の手段である。これは今日の世界が実証している真理であり、弱肉強食の論理が支配する国際舞台における当然の原理である」

不可逆となった核保有

朝鮮は06年に初の核実験を行って以降、自力による核能力の向上を着実に進める一方、自国が核兵器を保有する国家であるとの立場を断固として堅持してきた。

同時に、朝鮮の指導部は、核兵器保有国としての法的地位を強化する措置も一貫して講じてきた。22年には、国家の核武力政策を定めた核武力政策に関する法令が採択された。その1年後の23年9月、最高人民会議は憲法を改正し、国家が核武力建設を推進することを明記した。

金正恩国務委員長は、この出来事について「共和国の核武力建設政策を恒久化したもの」であると述べた。国家の基本法に明記された以上、それは「誰も、何ものも手を触れることのできない」ものになったからである。

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