思いを繋ぎ、未来へ前進/尼崎初中チャリティーコンサート「クムキル(夢の道)」
2026年09月28日 16:17 在日同胞 暮らし・活動
初級部舞踊部による双舞
尼崎初中チャリティーコンサート「クムキル(夢の道)」(主催=実行委員会)が、9月13日に兵庫県西宮市内の会場で開催された。
このコンサートは、民族教育の素晴らしさを誰よりも実感している女性同盟顧問たちが、子どもたちや保護者、地域同胞たちに、希望と愛で包まれた明るい未来へと続く「夢の道」を見せてあげようという思いから、2023年1月に初めて開催した「クムキル公演」が元となっている。その後は、地域青商会が主管となっている。

初級部音楽部の合唱
女性同盟顧問たちから引継ぎ2度目となった今回の公演は、神戸朝高舞踊部による3人舞「麗しい山河」で幕を開けた。
元京都朝鮮歌舞団の具良美さんの司会のもと、第1部では尼崎初中の吹奏楽部、舞踊部、音楽部と、地域の朝鮮学校に通う子どもたちが演目を披露した。

神戸朝高吹奏楽部から尼崎初中の卒業生3人が出演した
第2部では、テピリ奏者の金秀一さん、フルート奏者の金豊水さん、サックス奏者の崔勝貴さん、歌手の金南娟さんなどプロの演奏家らが演目を披露した。
公演の終盤には、今年結成60周年を迎える兵庫朝鮮歌舞団も登場。フィナーレでは子どもたちも舞台に上がり、観客も巻き込みながら、会場は大いに盛り上がった。

中級部舞踊部による独舞
尼崎初中の吹奏楽部に所属する鄭美藍さん(中級部3年生)は、「舞台で演奏する時、お客さんがたくさん声を上げながら楽しんでいる姿を見て、心が温かくなった」と話した。
同校卒業生で、これまでザ・ガレッジ・オペラハウス管弦楽団、大阪交響楽団、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団などと共演してきたサックス奏者の崔勝貴さんは「尼崎初中は、音楽と出会ったかけがえのない場所。子どもたちの演奏を見ていると次は自分が次世代に伝えていく役目を果たしたいと思った」と語った。
歌手として幅広く活躍する金南娟さんは「父が30年以上教員を務めた兵庫のウリハッキョの創立80周年の舞台に立てたことを感慨深く思う。父が感じた温かさを受け継ぎ、これから100年、200年と続くウリハッキョの未来のために、心を尽くしてともに歩んでいきたい」と話した。

テピリ奏者の金秀一さん
実行委員の一人で、尼崎初中の保護者である鄭潤稀さんは「ただ、ウリハッキョが大好きだ。ウリノレやウリ芸術、そしてそこで学び、成長する子どもたちが大好き。大好きなウリハッキョを応援したいという思いから、クムキルコンサートを開催している。多くの方との出会いやつながりを通して、温かい思いが子どもたちの未来を支える力になることを実感した。これからも子どもたちの笑顔のために、できることを続けていきたい」と話した。
実行委員会は、今回のコンサートで集まった賛助金や収益金をどう活用するか議論を進めている。今後も子どもたちへ「夢の道」を見せ続けられるよう歩み続ける決意を固めている。
【実行委員会】







