TODAY 2026年 10月 15日

〈DPRKアプローチ〉胸を打つ情熱のシンフォニー/姜英赫

2026年09月16日 09:00 DPRKアプローチ 寄稿 主要ニュース

創立80周年を迎えた国立交響楽団

今夏、私は7年ぶり、通算30回目となる祖国訪問を果たした。世界を揺るがしたパンデミックという長い空白を経て辿り着いたその地は、私の知見や想像をはるかに超えて、劇的な変貌を遂げていた。

車窓から見える平壌の街並みには、「和盛通り」をはじめとする未来的な超高層住宅群が整然とそびえ立つ。街のいたるところで活気ある渋滞が見られ、タクシーのみならず個人所有と思われる車両の急増に、時代の変化を強く実感した。夕刻ともなれば、近代的なショッピングモールや風情ある屋外のビアガーデンが溢れんばかりの人々で賑わう。街行く人の装いや佇まいもスマートで、どこか洗練されたおしゃれさを漂わせている。経済的な発展と、人々の暮らしに根差しつつある「豊かさ」が、単なるニュース映像ではなく、肌に触れるリアルな感覚としてダイレクトに伝わってきた。

深夜の短波ラジオで

しかし、この目を見張る都市の活気と変化の中で、今回の滞在中に私の心を最も揺さぶった出来事は別にある。創立80周年という節目を迎えた「朝鮮国立交響楽団」との再会だった。

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