〈セセデのリアル〉「記憶することは実践すること」/ 玄潤芽
2026年08月12日 09:18 セセデのリアル 在日同胞 寄稿 主要ニュース「実践」と聞くと、少し身構えてしまう。
苦手意識の根っこには
実践とは何か。辞書を引いてみると「理論や理念を行動に移すこと」とある。そう、行動である。デモや集会に参加すること、当時を生きた人の話を聞くこと、現地でフィールドワークをすること。そういう具体的な行動を指して私たちは「実践」という。
もちろん、それらはとても大切なことだと思う。けれど正直なことを言えば、留学同大阪の委員長を務める私も、いつも実践できているわけではない。
毎日仕事が忙しいし、遠方まで行くにはお金も時間もかかる。だから「今回は行かなくてもいいか」と思ってしまうことがある。興味がないわけではない。ただ、実践するにはエネルギーが必要で、そのエネルギーを出せない日がたくさんある。だから私は、「実践」という言葉に少し苦手意識を持っていた。
そんな中、ふたつの集会に参加する機会を得た。ひとつは4月29日に大阪で行われた公開学習会「裴奉奇さんを記憶する〜『4.23アクション』とつながるモイムin関西~」だ。学習会や証言の朗読を通して日本軍性奴隷制度サバイバーの裴奉奇さんの生涯をたどりながら、帝国主義の暴力について考えた。
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