地域が育む「出会い」のかたち/札幌同胞生活相談センターの実践
2026年08月03日 07:00 暮らし・活動 主要ニュース
地域のつながりが、同胞同士の新たな歩みを支えている。
同胞との結婚を望んでいても、そもそも出会う機会が少ないという声が多く聞かれる。そんな中、総聯北海道・札幌支部の同胞生活相談センターでは、若い世代が同胞と自然に出会い、結婚へとつながる環境づくりを進めてきた。ここ4年間で支部が関わった民族結婚は21組。今年は8組が成婚し、来年もすでに2組が決まっている。
心の奥に「同胞がいい」
9月末に結婚式を迎える金将成さん(32)と金美月さん(35)も、その一組だ。
将成さんは、日本企業で働きながら「在日朝鮮人として生きる自分を本当の意味で理解してもらう難しさ」を感じることがあったという。「結婚を深く考えていたわけではなかった。でも、心の奥には『同胞がいい』という思いはあった」。
一方、美月さんは以前から「結婚するなら同胞」と考えていた。小学4年生まで日本学校に通い、朝鮮学校に編入。「民族教育を受ける中で、自分が朝鮮人なんだという意識が芽生えた。子どももウリハッキョに通わせたいと思っていた」。
2人が出会ったのは2023年、北海道初中高で開かれた共和国創建記念行事だった。しかし、その出会いは決して偶然ではなかった。
この記事の続きを読むには
有料プランに登録する必要がございます。
ログインフォーム