TODAY 2026年 09月 15日

極東最大級、朝ロ友好の壁面アート/ウラジオストクに登場、市民らの視線集める

2026年08月31日 08:30 主要ニュース

朝鮮とロシアの軍人が握手を交わす姿を描いた巨大な壁画アート。ウラジオストクのシンボル「黄金橋」の橋脚に描かれ、遠くからでも目を引く(提供=ワシリー・シェルション氏)

ロシア極東・ウラジオストクに、朝鮮とロシアの軍人を描いた巨大な壁面アートが登場した。朝鮮人民軍のロシア・クルスク州解放作戦への参戦を契機にさらに深まった両国人民の友情を表現したもので、高さ約60メートル。ロシア極東で制作された壁面アートとしては最大級となる。

壁画が描かれたのは、ウラジオストク中心部の金角湾に架かる「黄金橋」の橋脚。黄金橋は市を代表するランドマークの一つで、巨大な作品は遠くからでも目を引く。作品には、戦闘装備に身を包んだ朝鮮とロシアの軍人が向き合い、固い握手を交わす姿が描かれ、その背後に両国の国旗と澄んだ青空が鮮やかに広がっている。

朝鮮とロシアの軍人が握手を交わす姿を描いた巨大な壁画アート。ウラジオストクのシンボル「黄金橋」の橋脚に描かれ、遠くからでも目を引く(提供=ワシリー・シェルション氏)

制作期間、橋脚のはるか上方では高所作業用の機材を使って作業が続けられた。巨大な人物像は近くからでは全体を一望できないほどで、道行く人々が足を止め、頭上を見上げながらスマートフォンを向ける姿も見られた。

壁画は、地域の文化・歴史事業を手がける非営利団体が進める「勝利の壁画」プロジェクトの一環。同プロジェクトではこれまで、ウラジオストクやハバロフスクなど極東各地で、歴史的記憶を伝える大型の壁面アートを制作してきた。

制作期間には、壁画の前で立ち止まり、写真を撮る人々の姿も見られた。

プロジェクト責任者のエゴール・キルチェンコ氏は、壁面アートを「屋外の博物館」と表現。街の日常空間に作品を残すことで、歴史的記憶を次世代へ伝えていくことがその目的だという。今回の作品についても、クルスク州で生まれた朝ロ両国の連帯を、広く人々の記憶に残すものにしたいと話す。

筆を執ったのは

この記事をシェアする