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「過去の出来事ではなく、現在進行形の事件」/浮島丸殉難81周年追悼集会

2026年08月26日 17:00 歴史 主要ニュース

浮島丸殉難81周年追悼集会が行われた

浮島丸殉難81周年追悼集会(主催=浮島丸殉難者を追悼する会、以下、追悼する会)が24日、京都府舞鶴市の「殉難の碑公園」で行われた。総聯京都府本部の姜世哲委員長をはじめとする同胞、追悼する会の橋本栄治会長をはじめとする日本市民ら240人が参加した。

1945年8月24日、青森の大湊港を出港した旧海軍輸送船「浮島丸」が、舞鶴湾に入港した直後に爆沈した。この事故により乗客と乗組員549人(日本政府発表)が犠牲となった。浮島丸には、植民地支配下で青森県内で働いていた朝鮮人労働者とその家族たちが数千人が乗船していたとされるが、現在も正確な犠牲者数や爆発の原因などはわかっておらず、真相究明が課題となっている。

追悼集会は、「浮島丸殉難者追悼の碑」が建てられた78年から毎年行われてきた。

今年の集会では、参加者たちが黙とうした後、追悼する会の橋本栄治会長、総聯京都府本部の姜世哲委員長が追悼の辞を述べた。

橋本会長は、浮島丸爆沈は決して過去の出来事ではなく、年ごとにその真相と実態が更新される現在進行形の事件だと指摘。東京の祐天寺に280体の遺骨が留め置かれたままになっているとし、遺族の高齢化が進む中で、遺骨の返還は急を要す課題だと述べた。

姜委員長は、今、日本では植民地支配を肯定し、過去の加害事実を否定する風潮が強まっており、朝鮮人をはじめとする外国人の排斥の動きが政治の世界や社会全般でも広がっていると話した。そして日本政府が浮島丸爆沈事件につい公式的に謝罪し、真相究明に真摯に向き合うことを強く求めた。

参加者らは佐波賀の海に花を手向けた

集会に際し、朝鮮の朝鮮人強制連行被害者・遺族協会、日本の厚生労働大臣、青森の市民団体である「浮島丸下北の会」の村上準一会長、朝鮮人戦争犠牲者追悼会世話人一同などから追悼メッセージが寄せられ、これらが紹介された。

また京都中高の高級部声楽部の生徒らが追悼歌「はまなすの花咲きそめて」を歌った。

最後に参加者たちが、多くの犠牲者が眠っている佐波賀の海に花を手向けた。

(尹佳蓮)

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