〈愛知・名古屋アジア大会〉世界水準の同調性と精度に注目/飛び込み・見どころ
2026年08月24日 00:08 アジア大会2026高さ10メートルの飛び込み台から跳び出し、空中で回転やひねりを加えて入水までの一連の動きを競う飛び込み。技の難度に加え、踏み切りや空中姿勢、回転の正確さ、入水時の水しぶきの少なさなどが得点を左右する。
今大会で朝鮮は、女子10メートルシンクロと女子10メートル個人に出場する予定だ。シンクロでは、2人の踏み切るタイミングや空中での高さ、回転速度、姿勢、入水までをどこまで一致させられるかが大きな見どころとなる。

2024年パリ五輪の飛び込み女子10mシンクロで銀メダルを獲得した朝鮮のキム・ミレ、チョ・チンミペア(左)
朝鮮の女子飛び込みは、近年の国際大会で世界トップクラスの実力を示してきた。2024年パリ五輪の飛び込み女子10メートルシンクロでは、キム・ミレ、チョ・チンミ両選手が315.90点を記録し、銀メダルを獲得。朝鮮にとって、飛び込み競技で初めてとなる五輪メダルとなった。キム選手は女子10メートル個人でも銅メダルを獲得し、シンクロと個人の両種目で表彰台に立った。
キム選手は、在日同胞たちとの縁が深い。18年のダイビングワールドシリーズ富士大会に出場し、19年の同相模原大会ではシンクロで銀メダルを獲得。同年のワールドシリーズ5大会の総合ランキングでは1位となった。一方、チョ選手も若くして世界大会で結果を残し、朝鮮の女子飛び込み界の次世代を担う選手として期待されている。

2018年、FINA(国際水泳連盟)ダイビングワールドシリーズ2018・富士大会に出場するため来日し、静岡同胞らの前で感謝の気持ちをこめて歌を披露したキム・ミレ選手(右から3番目)
今大会でも最大の壁となるのは、五輪や世界選手権で圧倒的な成績を残してきた中国だ。朝鮮が対抗するには、高難度の技を確実に決めることに加え、シンクロでは全試技を通じて2人の動きを高い水準でそろえられるかが鍵となる。
飛び込み女子10メートルシンクロは9月26日、女子10メートル個人は29日に東京アクアティクスセンターで行われる予定だ。世界の強豪を相手に、朝鮮勢がどこまで完成度の高い演技を見せるか注目される。
(李永徳)
