〈投稿〉ちぇさみれパートナー、 「卒業生」としてハッキョと歩む / 金勲
2026年07月09日 10:35 民族教育 寄稿
東京第3初級の子どもたち
末の娘が東京朝鮮第3初級学校を卒業したのは今から15年前のことだ。卒業式の日、校長先生から「アボジも今日、ウリハッキョを卒業することになりますね」と声をかけられた。長女の入学から数えれば、私も9年間この学校に通ったことになる。
民族教育を受けた経験のない私にとって、その一言は何ものにも代え難いプレゼントだった。胸が熱くなり、思わず涙がこみ上げたことを鮮明に覚えている。
3人の子どもが何も悩むことなく、朝鮮人としての誇りを胸にのびのびと成長できたのは、ウリハッキョがあったからにほかならない。そして、地域同胞の心の拠り所であるウリハッキョは、私自身にとっても多くを学ぶかけがえのない場であった。
しかし、少子化の波はウリハッキョにも容赦なく押し寄せている。わが子が通っていた頃と比べると児童数は半減し、学校運営は一段と厳しさを増している。そうした中、関係者の尽力によって、マンスリーサポートプログラム「ちぇさみれパートナー」が発足した。月々一口1,000円から学校を支援できる仕組みで、理事会、アボジ会、オモニ会の皆さんがパートナーの輪を広げようと懸命に取り組んでいる。

東京第3初級の子どもたち
人生の夕暮れ時を迎え、体力も知力も衰えを感じることが増えた。それでもウリハッキョを訪れるたびに、若い先生方や子どもたちの笑顔と活気からたくさんの元気をもらう。そんな大切な学校を支える新たな取り組みに感謝し、私も迷わず「ちぇさみれパートナー」に申し込んだ。
学校創立100周年を迎える2045年まで、いや、その先もずっとパートナーであり続けられるよう、微力ながら応援を続けていきたい。
(東京・練馬在住)
