南の市民団体が平和行動/THAAD搬入6年に際し
2023年04月27日 10:44 南朝鮮
THAADの撤去を求めて行進を行う平和行動の参加者たち(写真はすべて統一ニュース)
米国の地上配備型迎撃システム・高高度防衛ミサイル(THAAD)が慶尚北道星州郡に配備されてから6年が経つ中、4月22日に同地域で「THAAD1次搬入6年に際した第14回汎国民平和行動」(以下、平和行動)が行われた。
THAADは朴槿恵政権の決定により、2017年4月に在南米軍の星州基地に搬入されたが、THAADシステムに用いるXバンドレーダーの探知距離が中国やロシアにも及ぶことから、周辺諸国が猛反発。THAAD配備による北東アジア情勢の悪化、地域への環境影響を懸念する市民たちからも非難を浴びてきた。
にもかかわらず、尹錫悦大統領は基地の正常化を公約に掲げ、米軍が求める基地の早期正常化を推進してきた。米南は、合同軍事演習「フリーダム・シールド」(3月13~23日)期間に、星州基地外部でTHAADの防衛範囲拡大を念頭に置いた遠隔発射台展開訓練を実施するなど、THAADの作戦・運用正常化に向けて着々と準備を進めている。