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力繋ぎ、民族教育の花を/第22回日朝教育シンポ、九州で

2022年12月06日 13:17 交流

第22回日朝教育シンポジウム「無窮(ムグン)」が3日、九州中高で行われた。日本教職員組合(以下、日教組)、在日本朝鮮人教職員同盟(以下、教職同)、日本朝鮮学術教育交流協会、第22回日朝教育シンポジウム現地実行委員会が共催。コロナ禍で3年ぶりの開催となった今年は、各地から朝・日教育関係者など250人が参加した。

1999年に始まった同シンポは、教職同の全面的なバックアップのもと2013年から各地の朝鮮学校を会場にして開催され、17年からは日本学校の教員が朝鮮学校生徒に授業を行う取り組みも始まった。

全体会に先だち、授業参観が行われた。初級部5年生の社会、中級部3年生の数学の授業は日本人教師が受け持った。

全体会ではまず、日教組の梶原貴中央執行副委員長、九州中高の趙星来校長、日朝学術教育交流協会の藤野正和会長があいさつした。趙校長は「ヘイトがはびこる社会の中で民族の正当性、自主性を学び、貫くことは容易ではない。祖国解放からこんにちまで、民族教育を守り抜く道は決して平たんではなかったが、祖国の愛と同胞の力、そして日本市民らの支えがあり、数多くの困難を乗り越えてこれた」と話し、「教育と学校支援の実践は、次世代へと繋がる財産になる。未来を見据え、逆境をものともせず、これからも民族教育の花を咲かせていこう」と呼びかけた。

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