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〈読書エッセー〉晴講雨読・影絵の国から『小熊秀雄詩集』/任正爀

2022年07月27日 08:00 寄稿

筆者の本棚で一番重い本は、壷井繁治、金子光晴、小野十三郎らの全詩集である。ここでいう重いとは文字通り物理的に重いという意味である。いずれもプロレタリア詩人・反戦詩人と呼ばれる人たちの限定版で、壷井繁治、金子光晴の本には直筆の署名がある。小野十三郎の署名もあればいいのにと思っていたが、その後、署名が入った自選詩集を手に入れた。

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