市民団体が給食ボランティア/川崎初級


地域でつながる、顔の見える関係を

今年1月から、川崎初級で地域の市民団体による給食ボランティアが始動した。

今年1月から、川崎初級で地域の市民団体による給食ボランティアが始動した。主催するのは川崎市民らを中心とするボランティアグループ「동그라미(トングラミ)」。6月24日には、今年度3回目となる活動が行われ、約15人の同胞、日本市民が同校の園児・児童らにお手製の料理をふるまった。

日本の公権力による対朝鮮学校差別政策や、近年さらに深刻さを増すヘイトスピーチ・ヘイトクライム。「トングラミ」は、日本社会を覆うこのような状況を、地域から解消していこうと考える市民らの思いによってスタートした。

団体名は朝鮮語である「トングラミ」。「丸」や「円」のほかに「いつまでも切れることなくつながる」という性質をもつと言われていることから、これに着目したという。長らく地域に息づきながら、交流や学びの拠点となってきた朝鮮学校を「守り、支える活動に繋げたい」という思いが込められた。

月1回の活動では、栄養バランスを考えた献立を「トングラミ」のメンバーたちが調理し提供。この日もメンバーたちは、約50食分の調理と配膳、片付けを行った。

代表の平賀萬里子さんによれば、会員は現在160~70人ほど。年会費にあたる500円が、給食用の材料費にあてられるという。「顔の見える関係を前提に、会員数250人を目標としている」(平賀さん)。

ボランティア活動を通じて、広範な市民が朝鮮学校につながる市民ネットワークに参加し、情報共有と市民交流を進められたら―。まちづくりの当事者として動き出した「トングラミ」による活動は、来る7月15日に4回目を予定している。

(韓賢珠)