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金正恩総書記、総聯第25回全体大会の参加者に書簡

2022年05月29日 07:31 総聯

金正恩総書記が28日、総聯第25回全体大会の参加者に送った書簡「各階層の同胞大衆の無限の力によって総聯隆盛の新時代を切り開いていこう」の全文は、次の通り。

偉大な領袖金日成同志の生誕110周年と偉大な指導者金正日同志の生誕80周年を革命的大慶事、民族最大の大政治祭典として盛大に祝った意義深い年に、在日本朝鮮人総聯合会第25回全体大会が開かれたことをうれしく思います。

私は、チュチェ朝鮮の尊厳と強大な威力が全世界に誇示されている激動の時期に内外の大きな関心と期待の下に開かれた総聯第25回全体大会に際して、大会の参加者をはじめとする全ての総聯活動家と在日同胞に、金日成同志と金正日同志の心まで合わせて最も熱烈な祝賀と熱い同胞愛を込めたあいさつを送ります。

わが共和国の尊厳ある海外公民団体である総聯を強化し、在日朝鮮人運動を絶えず発展させていく上で、総聯の最高議決機関である全体大会は実に重要な位置を占めています。

顧みるに、革命の聖山白頭山に根ざした在日朝鮮人運動がチュチェの軌道に確実に乗った総聯結成のあの日から今日に至る長い道程には、継承と革新、前進と跳躍の分水嶺となった全体大会が誇り高く記されています。

総聯の創建者であり、建設者である金日成同志と金正日同志は、総聯で全体大会が行われるたびに愛の祝賀文を送って在日朝鮮人運動の進むべき道を明示し、在日同胞の幸せな明日を祝福しました。

金日成同志と金正日同志のチュチェの海外同胞運動思想と指導に忠実に従った総聯の活動家と在日同胞は、英知をもって異国の地であらゆる艱難辛苦に耐え抜き、全体大会を契機に愛国・愛族の大きな山を一つずつ越えてきました。

総聯と在日朝鮮人運動の歴史の全過程が刻苦奮闘の険路を歩まざるを得ない苦行の連続でしたが、第24回全体大会以降のこの4年間は、敵対勢力の増大する反共和国・反総聯策動や世界的な大流行伝染病の拡散によって、全てのわが同胞があまりにも多くの苦労に耐えなければならなかった厳しい試練の時期でした。

しかし、総聯の活動家と在日同胞は筆舌に尽くしがたい難関が折り重なる厳しい環境の下でも、社会主義祖国と歩みを共にし、在日朝鮮人運動の新たな全盛期を開くための闘争の各戦域で赫々たる勝利の凱歌を高らかにあげました。

祖国への往来が中断された劣悪な状況が続く中でも自己の本態を強く示し、祖国と民族のために熱い愛国衷情を尽くしてきた在日同胞の気高い精神世界を通して、祖国の人民は大きな力を得、金日成同志と金正日同志の愛国遺産である総聯の貴さを一層強く感じました。

私は、前代未聞の各年代に祖国の統一・発展と在日朝鮮人運動の勝利の前進のために貴重な生涯を惜しみなくささげた韓徳銖同志、李珍珪同志、徐萬述同志、李季白同志をはじめとする総聯の老世代の幹部と有名無名の第1世の同胞に崇高な敬意を表します。

併せて、社会主義祖国と運命の血筋をつないで異国の地であらゆる困難を果敢に乗り越え、いかなる名誉や報酬も望まず、在日朝鮮人運動の新たな全盛期を開くための聖なる道に清らかな良心と信義を宝石のように織り成している全ての総聯活動家と在日同胞に熱い感謝を送ります。

私はこの機会を借りて、総聯と在日同胞の正義の活動を積極的に支持・声援している日本の良心的な人士や平和愛好的な人民、各国の外交使節にも朝鮮労働党と共和国政府、そして私自身の名で深い謝意を表します。

総聯と在日朝鮮人運動は、新たな全盛期を開くためのこの10余年間の闘争を通じて大きく飛躍し、自らを保存し維持する段階を超えてより高い目標を目指して前進する全面的発展期に入りました。

このような時点で開催された総聯第25回全体大会は、強盛総聯建設の遠大な抱負と理想を実現するための愛国・愛族の進軍を加速化する上で重要な意義を持つ意義深い会合となるでしょう。

今日、総聯の基本的任務は各階層の同胞大衆の力を一つに結集して在日朝鮮人運動の新たな全盛期、総聯隆盛の新時代をさらに力強く切り開いていくことです。

偉大な思想と血縁の情によって固く団結した同胞の無限の力は、総聯と在日朝鮮人運動の永遠なる勝利の保証です。

これは、総聯と在日朝鮮人運動の歴史によって実証された絶対不変の真理であり、また第24期総聯活動の誇らしい総括でもあります。

総聯は、愛国・愛族に燃える広範な同胞大衆の無限の力を唯一無二の原動力にして総聯隆盛の新時代を成功裏に切り開かなければなりません。

総聯組織に提起される課題は第一に、総聯の全ての活動を同胞第一主義へ志向させ、一貫させていくことです。

同胞第一主義は偉大なチュチェ思想、人民大衆第一主義を在日朝鮮人運動の実践に具現した思想です。

チュチェ思想を指導思想としている総聯は当然、同胞第一主義組織になるべきであり、同胞第一主義のスローガンを掲げていかなければなりません。

総聯の各級組織と団体、事業体は、在日同胞の民主的民族権益の擁護者、代弁者として自主権と生存権、発展権を擁護・拡大するための闘争を常に基本として捉えるべきです。

総聯の活動家と同胞は、血と汗をもって総聯組織を打ち建て、同胞の子女の学びの場を命を賭して守った第1世の念願を寸時も忘れず、教育権、企業権、生活権擁護の炎をさらに強く燃え上がらせるべきです。

各級の総聯組織と団体は、権利擁護活動を愛国・愛族の獲得物を守るための重大な問題と見なして徹底的に対応し、同胞の権益擁護のための大衆運動の幅をさらに広げなければなりません。

総聯は、共和国の最高人民会議代議員をはじめとする在日同胞の祖国への往来を妨げる日本当局の不当な制裁措置を撤回させるための闘争も強力に展開すべきです。

わが共和国政府は今後も、海外同胞権益擁護法に従って在日同胞の民主的民族権利と利益を擁護・保障するための国家的対策を徹底的に講じるでしょうし、同胞の自主権、生存権、発展権をしっかり保障するための特例措置を次々と実行するでしょう。

総聯の各級組織と団体、事業体は、熱い血縁の情を抱いて在日同胞の生活上の便宜を図るための奉仕・福祉活動にも全力を尽くすべきです。

異国の同胞を片時も忘れることなくあらゆる愛と恩情を注いだ金日成同志と金正日同志の意を体して、貴重な在日同胞の福利のために国の億万の財貨をも傾けたいのが私の真情です。

総聯は、全ての事業と活動を展開するに当たって、同胞の要求と利益、便宜を最優先・絶対視し、同胞の生活と密着した奉仕・福祉活動を根気よく繰り広げ、その過程を通じて総聯組織に対する信頼度を強め、大衆的基盤を大幅に広げなければなりません。

同胞生活相談所の運営を正常化し、結婚、就職、高齢者・障害者問題をはじめとして同胞の生活上の要求を真心を込めて解決しなければなりません。

困難な時ほど同胞の中により頻繁に、より深く入って、同胞社会に徳と情をもって互いに助け思い合う相互扶助の美風がみなぎるようにすべきです。

総聯は、在日同胞の生命や健康を見守る活動に万全を期するべきです。

地震と津波、台風がしばしば発生する日本で、同胞の生命と健康、すみかを安全に守ることより緊切で重要なことはありません。

総聯は、各級機関と学校、同胞の家屋の耐震性も全般的に確かめて対策を講じ、自然災害がよく発生する地域の同胞に対しては一層気遣い、格別の関心を傾けて、一人の同胞も不祥事に遭うことがないようにすべきです。

総聯の先制的な対策と真心こもった奮闘により、世界的な大流行伝染病による同胞社会の被害状況はさほど大きなものではありませんが、絶対に自己満足したり気をゆるめたりすることなく、同胞の生命・安全保障に引き続き全力を尽くして、全ての同胞が無病息災に過ごすようにしなければなりません。

総聯組織に提起される課題は第二に、民主的民族教育を在日朝鮮人運動の未来に責任を持つ教育、同胞が子女を安心して任せる教育に強化・発展させることです。

民主的民族教育は、総聯と在日朝鮮人運動の生命線であり、在日同胞社会の存立と将来がかかっている万年大計の愛国事業です。

それゆえ総聯の民主的民族教育は、徹頭徹尾、自分の領袖、自分の祖国、自分の民族をはっきりと認識させることに重点を置かなければなりません。

そのためには、教育活動家の隊列を総聯の愛国偉業の未来に責任を持つ職業的革命家の隊伍として精鋭化することに注力しなければなりません。

在日本朝鮮人教職員同盟は、全ての教員を新世紀の教育革命方針でしっかりと武装させ、彼らの教育者としての水準と能力を向上させることに重点を置き、指導と援助を着実に行わなければなりません。

総聯の教育活動家は、在日朝鮮人運動の明日の運命に責任を持っているという大きな誇りと使命感を自覚し、民族教育の燦然たる開花期を先頭に立って切り開かなければなりません。

民族教育で主体性を確立し、世界的な教育発展のすう勢に即して教育の内容と方法を絶えず革新すべきです。

各級学校で政治・思想教育と民族性教育を確固と優先させながら、同胞の活動と生活に必要な知識と技術を教える方向で教育内容をさらに改善しなければなりません。

生徒・学生の年齢的・心理的特性に合う新しい授業法、多様な課外教育方法も積極的に編み出し、互いに共有しなければなりません。

総聯の各級学校の生徒・学生数を決定的に増やすべきです。

組織全体が取り組んで生徒・学生引き入れ活動と朝鮮大学校進学指導活動を責任を持って行うとともに、幼稚園の園児数をさらに増やし、準正規教育網の運営や拡大にも深い関心を払わなければなりません。

在日本朝鮮人教育会と各級組織や団体、事業体は、民族的自尊心をかけて同胞の子女に十分な教育条件と環境を保障するための活動を粘り強く展開すべきです。

アボジ(父)会、オモニ(母)会だけでなく総聯の全ての組織が民族教育事業を愛国事業の第一とし、学校を愛し支援する運動を一貫して繰り広げて、民族教育の正当性と生命力が遺憾なく発揮されるようにすべきです。

特に、朝鮮大学校の事業をさらに改善・強化しなければなりません。

朝鮮大学校は金日成同志と金正日同志が自ら建て、掌中の珠のように大事にしていた民主的民族教育の最高学府であり、この世にまたとない海外同胞大学です。

朝鮮大学校は、総聯の愛国偉業の未来を担って立つ頼もしい中核をより多く、より立派に育てて、在日朝鮮人運動の百年の大計をしっかりと保証しなければなりません。

総聯の活動家と在日同胞はどこでどんな仕事をしようとも常に朝鮮大学校を心に抱き、総聯の継承者育成事業を物心両面から積極的に支援すべきです。

総聯組織に提起される課題は第三に、在日同胞社会の民族性を固守するための旋風を巻き起こすことです。

民族性は祖国の人民も強くなければなりませんが、海外に住んでいる同胞であるほどより強くなければなりません。

民族を特徴づける第一の表徴はその民族の血統であり、第二の表徴は言語です。

祖国と遠く離れた異国の地で住んでいる同胞にとって民族の血統を固守するところに愛国の真の姿があり、朝鮮語で話す時間はすなわち愛国で生きる時間です。

総聯は、同胞の間に血縁的つながりを結ぶ手段である朝鮮の言葉と文字を好んで使うことが民族性固守の出発点、愛国の第一歩になるということを銘記し、総聯の組織と団体、機関と学校、家庭など同胞社会のどこでも美しく、優れた朝鮮の言葉が高らかに響くようにしなければなりません。

わが民族の優れた伝統と文化、風習が綿々と受け継がれるようにすることにも深い関心を払うべきです。

総聯の出版・宣伝機関は、わが民族が創造した悠久の歴史と燦然たる文化遺産、単一の血統と高尚な良風美俗を紹介・宣伝することに時間と紙面を惜しんではなりません。

総聯の新しい世代が、団結力と開拓の精神が強く、不正義を憎む朝鮮民族のたくましい気質と、目上の人を敬い、隣人と睦まじく過ごし、父母妻子を愛する朝鮮民族の優れた良風美俗を純潔に受け継いでいくようにすべきです。

同胞の家庭で古くから伝統的に引き継がれている民俗祝日に民族料理をつくって食することを極力奨励し、朝鮮学校でも生徒・学生に朝鮮服の仕立てやキムチの漬け方をはじめ民族料理をつくる方法もよく教え、民族音楽・舞踊サークルも盛んに運営すべきです。

同胞たちが民族服を愛し、好んで着るようにしなければなりません。

朝鮮チマ・チョゴリは、外国で国旗がなくても朝鮮人であることが分かるわが民族の象徴です。

在日朝鮮人女性と朝鮮学校の女学生の間で朝鮮チマ・チョゴリを着るのが同胞社会の立派な風潮、一つの慣例になるようにすべきです。

総聯は民族性固守を全組織的、全同胞的な運動として力強く繰り広げて、在日同胞が世代を継いで異国の地に住んでも絶対に同化しない朝鮮の顔、民族の顔として脚光を浴びるようにすべきです。

総聯組織に提起される課題は第四に、わが国家第一主義時代にふさわしく、祖国の自主的統一と社会主義建設の全面的発展に特色ある寄与をすることです。

わが国家第一主義時代はわが共和国が歴史のあらゆる挑戦を果敢に乗り越え、国の尊厳と地位を高い境地に引き上げた自尊と繁栄の新時代です。

総聯の各級組織と在日同胞はこのような時代に生きている公民としての誇りと栄誉を胸に刻み付け、祖国統一と国の全面的発展のための愛国事業に奮起すべきです。

祖国統一はこれ以上引き延ばすことのできない民族至上の課題であり、総聯と在日同胞に提起されている最も重大な愛国事業です。

総聯の祖国統一活動は本質上、金日成同志と金正日同志が打ち出し堅持してきた一つの朝鮮路線を擁護し、貫徹するための聖なる愛国闘争です。

総聯と在日同胞はわが党と共和国政府の祖国統一路線と方針を積極的に支持・擁護し、それを内外に広く宣伝しなければなりません。

総聯は、民族大団結の旗印の下で「民団」をはじめ組織外の同胞との民族団結事業を強化して統一愛国勢力を一層拡大し、彼らとの共同行動、共同闘争を活発に展開しなければなりません。

総聯は、海外にある朝鮮同胞組織との民族的きずなと連携を緊密にし、全民族的な統一戦線を形成する上で海外中心軸としての役割を立派に果たすべきです。

総聯は、自主、民主、祖国統一のための南朝鮮人民の正義の活動を積極的に支持・声援し、米国と南朝鮮好戦勢力の分裂主義策動を糾弾・排撃する闘争を粘り強く展開しなければなりません。

今、わが祖国は社会主義建設の全面的発展期に入っています。

日進月歩で、時間を争って見違えるほど変貌するのが社会主義祖国の誇らしい現実です。

総聯と在日同胞は、社会主義祖国を断固擁護し、文明・富強の国家建設に積極的に寄与すべきです。

在日同胞は、たとえ身は異国の地にあっても心の中に祖国を抱いて生き、社会主義祖国の絶対的な支持者、徹底した擁護者にならなければなりません。

建国の当初から今日に至る長きにわたってわが共和国を支える礎石となり、大黒柱となったわが人民の不屈の群像の中には、在日同胞の姿がありありと刻まれています。

総聯と在日同胞は、祖国の強盛と繁栄に役立ってきた誇るべき伝統を受け継いで、社会主義強国建設に特色ある寄与をしなければなりません。

総聯はチュチェの革命偉業、総聯の愛国偉業に有利な国際的環境をもたらすための対外活動を能動的に繰り広げなければなりません。

今日、総聯の対外活動の基本的任務は自主、平和、親善の理念の下で日本をはじめとする世界各国人民の間にわれわれの支持者、共鳴者の隊伍を絶えず拡大し、総聯と在日同胞社会の平穏と安定を図ることです。

総聯は、日本各界の人士との活動を伸縮自在に行い、民主勢力、朝鮮の統一を支持する連帯組織との活動に力を入れて、広範な日本人民の間でわが共和国と総聯に友好的な支持者、共鳴者の隊伍を引き続き拡大しなければなりません。

各級組織と団体は、地域の対外活動にも相応の力を入れて、地方自治体が在日同胞の民主的民族権利と利益を擁護するための総聯の活動を積極的に支持し、協力するようにすべきです。

総聯は、駐日外国代表部との活動を用意周到に行うとともに国際舞台に積極的に進出して、わが共和国の国益を断固擁護し、総聯組織と在日同胞の愛国・愛族活動に対する支持賛同の声がより大きく響くようにすべきです。

総聯隆盛の新しい時代を開く重大な闘争課題を確実に遂行するためには、新たな環境と時代の要求に即して総聯を組織的、思想的に一層強化しなければなりません。

何よりもまず、チュチェの思想論を揺るぎなく堅持し、在日朝鮮人運動の前進の原動力を倍加させるための思想教育に第一義的な力を注がなければなりません。

総聯隆盛の新しい時代への近道はただ一つ、同胞の心を一致させ彼らの精神力を最大限に発揮させるところにあります。

偉大性教育、愛国主義教育、朝鮮民族第一主義教育、在日朝鮮人運動の歴史と伝統についての教育、信念教育は総聯の思想活動の基本内容です。

総聯は、新しい世代をはじめ同胞の間で偉大性教育を一層強めることによって、祖国から遠く離れた異国の地でも金日成同志と金正日同志の不滅の思想と慈愛深い歴史が永遠に力強く流れるようにすべきです。

思想教育の内容をどれ一つもおろそかにすることなく着実に行い、偉大性教育をしながらも愛国主義教育、信念教育を行い、朝鮮民族第一主義教育をしながらも在日朝鮮人運動の歴史と伝統の教育を行わなければなりません。

特に、愛国主義教育をわが国家第一主義と密接に結び付けて着実に行うのが重要です。

総聯の各級組織と機関は、民族最大の祝日と共和国創建記念日、総聯結成記念日などに際し、実情に合わせて国旗掲揚式を恒例化しなければなりません。

各級学校も、わが国家の象徴物についての教育を強めるとともに、入学式や卒業式をはじめとする様々な契機に生徒・学生が愛国歌を歌ったり自分の手で国旗も掲揚したりして、彼らの大切な夢が常に社会主義祖国とつながるようにしなければなりません。

資本主義社会の日本で行われる総聯の宣伝・文化活動には、公式化された方法や万能の処方などあり得ません。

総聯は、思想活動において形式主義を徹底的に根絶し、同胞が呼応し共感する教育方法を絶えず探究・適用しなければなりません。

出版・宣伝物の浸透力と牽引力を不断に強めなければなりません。

朝鮮新報社と朝鮮通信社は、新聞とインターネットを通じてより多くの同胞に祖国と同胞に関するニュースを迅速に伝え、われわれの文化が中断することなく波及するようにすべきです。

在日本朝鮮文学芸術家同盟と金剛山歌劇団をはじめとする各宣伝・文化担当機関と芸術団体の機能と役割をさらに強め、地方歌舞団の公演と各種文芸サークル活動を活発に行って、同胞社会が朝鮮の歌謡、朝鮮の拍子、朝鮮の踊りでにぎわうようにすべきです。

次に、総聯中央をはじめとする各級組織と団体、事業体を一心団結のとりで、愛国・愛族の堅固な城石として固めるべきです。

総聯を一心団結のとりで、愛国・愛族の堅固な城石として固めるということは、外部のあらゆる攻撃や非難から社会主義祖国を断固擁護し、同胞の生と幸福をしっかりと守る鉄壁のようにつくることを意味します。

在日朝鮮人運動の参謀部である総聯中央常任委員会の指導力を全面的に強化しなければなりません。

総聯中央は、組織内にチュチェの思想体系、指導体系を確立する活動を第一の生命線とし、全ての事業と活動をただ金日成同志と金正日同志の遺訓通りに狂いなく実行しなければなりません。

各級組織と団体、事業体に対する政策的指導を強め、組織の内部活動に大きな力を注ぐことで、隊伍の一心団結を強め、中核の代がしっかり引き継がれるようにすべきです。

総聯の各県本部の組織掌握力と実践力を絶えず強めなければなりません。

県本部は、在日朝鮮人運動の地域的指導単位であり、総聯中央の地域別補佐単位です。

各県本部は、下部単位に対する事業体系を整然と打ち立て、指導と援助を日常的に行うことによって、中央の決定と指示が立派な結果をもたらすようにすべきです。

各本部の地域差を少なくするための活動も目的意識的に行って、中・小本部が立ち上がり威力を発揮する新しい姿をつくり出さなければなりません。

支部重視、分会重視の思想を確固と堅持し、全ての基層組織を愛国・愛族の光彩を放つ生気はつらつとした組織に強化しなければなりません。

支部を各階層の同胞の中にしっかりと足を据えた支部、同胞中核が主動的な役割を果たす支部にしなければなりません。

各支部は、非専従活動家を積極的に引き入れて彼らの活動力をさらに高め、支部競争運動を持続的に展開することによって、全ての支部が全体大会の決定を貫徹する上で実際的な実行単位としての使命を果たすようにすべきです。

同胞の基本生活単位であり、末端基層組織である分会が奮発してこそ、全ての組織が強化され、同胞社会の万事が順調に進むことができるのです。

分会建設の最も理想的な目標は、偉大な真理で団結し、熱い情が通い合う温かい同胞コミュニティーにつくることです。

総聯は、分会代表者大会を全体大会に劣らず重視し、分会の活動家の政治意識を高めるための活動を深化させて、全ての分会を健全かつ血気旺盛な組織にしなければなりません。

全ての分会は、分会強化のための4大課題を一貫して堅持し、愛国・愛族創造運動を根気よく展開して、同胞の暮らしている全ての所で和睦と団結、愛国・愛族の熱気が絶えず盛り上がるようにすべきです。

また、総聯の階層別大衆団体の戦闘力を一層強めなければなりません。

資本主義社会の日本で家業と生存の重い負担を背負っていても、ひたすら祖国と民族のための道に自身の貴重な全てのものを惜しみなくささげている同胞商工人と新しい世代の青年、同胞女性の熱い真心と愛国心を抜きにして総聯の繁栄と栄える同胞社会は考えられません。

総聯の大衆団体は、思想教育団体としての任務を常に自覚し、全ての会員や同盟員が前世代の気高い精神を揺るぎなく引き継ぐようにするとともに、同胞の志向と要求を反映した大衆運動を盛んに繰り広げる過程を通じて自己の隊伍を強化すべきです。

同胞商工人は昨日も今日も変わらぬ総聯の基本大衆であり、在日朝鮮人運動の主力部隊でもあります。

商工会をはじめとする経済団体は、同胞商工人の企業を保護し、活性化するための適切な対策を追いつかせ、世界経済の発展動向やすう勢をいち早く把握し、専門化の水準を高めて、同胞の商企業活動を実利が得られるように助けるべきです。

在日本朝鮮青年商工会は、金正日同志によって結成された青年商工人や学父母の世代を網羅している在日朝鮮人運動の主力部隊の後続隊です。

青年商工会は、結成初期に掲げたスローガン「裕福な同胞社会のために」、「子供たちの未来のために」を青商会運動の基本種子、永遠なるテーマとして捉えていかなければなりません。

また、新しい制服を着て朝鮮学校に通う在日朝鮮学生少年の明るい姿に総聯の未来が映るということを常に銘記し、民族教育支援活動を引き続き先頭に立って主導しなければなりません。

総聯隆盛の新時代を目指した栄誉ある進軍路で先鋒隊、突撃隊の旗印は当然、同胞青年が掲げなければなりません。

在日本朝鮮青年同盟は、各級組織の自立性と独自性の向上に重点を置き、同胞青年の心理的特性に合う多様な大衆運動を力強く繰り広げることで、同胞社会を若さによって躍動する青年の舞台、新世代の舞台としてにぎわうようにすべきです。

在日本朝鮮留学生同盟も日本大学に通う同胞青年学生との活動を粘り強く展開して、彼らが朝鮮の精神、民族の魂を持って生きるように導くべきです。

在日本朝鮮民主女性同盟は、全ての在日同胞女性の権利と利益を代表する総聯の最大の大衆団体です。

子女に祖国愛を植えつけ、民族的自尊心を育んでくれる初の師も同胞女性であり、同胞の子女の美しい夢を叶え、民族教育の花園を労を費やして手入れする園芸師もほかならぬ在日朝鮮人女性です。

女性同盟の各級組織は、朝鮮学校を拠点に全ての愛国・愛族活動を組織・展開し、在日同胞社会を民族性が強く、睦まじい一つの大家庭につくり上げる上で大きな役割を果たすべきです。

女性同盟は、愛国事業の実践で鍛えられた若い同胞女性たちを積極的に押し立てて彼女らが代を継いで在日朝鮮人運動の片方の車輪をしっかりと推し進めるようにすべきです。

次に、在日朝鮮人運動の指揮メンバーである総聯の活動家の活動方法と作風に根本的な転換をもたらさなければなりません。

総聯の活動家は在日同胞の運命を自ら担い、愛国の道を歩む職業的な政治活動家であり、わが祖国が最も大事にし、押し立てる海外の革命同志です。

わが祖国は総聯の活動家に、日本に住む朝鮮人の尊厳と運命を全的に託しており、全ての活動家が不退転の覚悟と熱情を抱き、祖国と民族から与えられた使命と本分を全うすることを期待しています。

全ての総聯活動家は正しい大衆観点を確立し、骨身を惜しまず各階層の同胞との活動を立派に行わなければなりません。

総聯の活動家は同胞大衆を最も大切で有力な存在と見なし、天のごとく敬い、常に同胞の中に深く入って彼らの力を信じ、彼らに依拠して活動すべきです。

常に同胞と共にいながら、肉親と家事を相談するように同胞たちと膝を交えて持ち上がった問題の解決方途を見いだし、彼らの精神力を奮起させて万事を解決していくことを慣習化しなければなりません。

自分の管下の同胞たちの心を隅々まで汲み取り、それに合わせてもろもろの活動方法を駆使して大衆との活動を斬新に行わなければなりません。

総聯の活動家は同胞たちを限りなく尊敬し、同胞大衆を鑑として常に自身を省みながら絶対に初心を忘れてはなりません。

全ての総聯活動家は「同胞に滅私奉仕しよう!」というスローガンをより高く掲げて、同胞たちの幸せな生活と安泰のために心魂を傾ける誠実かつ勤勉な忠僕にならなければなりません。

同胞への熱烈な愛と献身、活動家と同胞の間に行き交う温かい情はすなわち総聯の力です。

総聯の活動家は同胞の要求が百、千であってもどれ一つとしておろそかにしてはならず、全てを最高のレベルで解決するために靴の底がすり減るほど走りに走らなければなりません。

総聯の活動家は独り暮らしの孤独な同胞には孝心の厚い子供になり、生活上の苦衷をなめる同胞には睦まじい兄弟・姉妹になり、むし暑いときには涼しい風に、寒いときには焚き火になって同胞の面倒を見なければなりません。

総聯の活動家は、生活に困っている同胞であるほどもっと気遣い、性根がゆがめられた同胞であるほどもっと近寄って彼らの生活上の苦衷や心のわだかまりを解いてやり、高い人格と広い度量をもって全ての同胞を懐に抱いて愛国・愛族の道に導かなければなりません。

全ての総聯活動家は、わが同胞のあらゆる夢と理想を立派に叶えてやろうとする祖国の切実な頼みを肝に銘じ、同胞への厚い愛と献身的奉仕精神をもって、在日朝鮮人運動の新たな勝利に向けて一層力強く邁進しなければなりません。

総聯重視、海外同胞重視はわが共和国の永遠なる国策です。

わが党と共和国政府は、金日成同志と金正日同志の愛国遺産である総聯を何よりも大事にしあらゆる面から守るでしょうし、格別な情を傾けて『祖国の愛は暖かい』の歌声がチュチェの海外同胞運動史とともに永遠に鳴り響くようにするでしょう。

私は全ての大会参加者が、総聯隆盛の輝かしい設計図に沿って貴重なわが同胞のために、愛するわが次世代のために、勇気百倍して進むであろうことを確信しつつ、総聯第25回全体大会が在日朝鮮人運動の新たな全盛期の高峰を目指して突き進む偉大な転換の里程標として立派に飾られるよう期待します。

(朝鮮新報)

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