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綜合文化公演「私達の教室は」/留学同兵庫

2022年04月08日 18:16 文化

朝鮮人としての生き方を追求

留学同兵庫による綜合文化公演「私達の教室は」が3月20日、兵庫県神戸市内の会場で行われた。同胞、日本市民ら約150人が観覧、28人の同胞学生が出演した。

留学同兵庫による3回目の単独公演となる本公演は、民族教育・朝鮮学校の持つ真の意義とは何かを改めて考える内容で構成された。

留学同兵庫による綜合文化公演「私達の教室は」が行われた(写真はすべて留学同兵庫提供)

青年の葛藤と決意描く

公演は4.24阪神教育闘争など解放直後の朝鮮学校弾圧を記録した映像をバックに、サムルノリのステージで幕を開け、故・許南麒詩人の「子どもたちよ、これが私たちの学校だ(아이들아 이것이 우리 학교다)」朝鮮語朗読、演劇へと繋がっていった。

演劇の舞台の一つは1956年。総聯結成の翌年であり朝鮮から教育援助費と奨学金が送られる前年の年だ。ある夜間中学で教える大学生「忠決」は自身が朝鮮人であることを隠していた。同じく朝鮮人であることを隠している中学生「起未」と、48年の学校閉鎖令、49年の第二次学校閉鎖令によって奪われた朝鮮学校を再建しようと奮闘する青年「香朝」の3人が朝鮮学校と民族教育の意義を探していく。

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