〈それぞれの四季〉春の日にエールを！／金菊江

この春、次女が看護大学の校内助産師課程に合格した。卒業を迎える来春は保健師、助産師、看護師の3つの国家試験を1度に受験する。長女は来春、統合が予定されている城北初級で5年目の教員生活に入る。城北ハッキョの最後を見届ける中堅の役割を担う。長男の医師生活も今のところ順調だ。わが家の職業構図は今年も組織専任と医療看護系が2対3のバランスとなった。

振り返れば、3人の子どもたちは0歳から長時間保育に預けた。長男が初級部1年、長女と次女が別々の保育園に通った頃はひたすら自転車で家と職場と3か所の送迎に明け暮れた。電気代が払えず突然掃除機が止まった事もあった。お金の苦労もしたが生活を回すのに必死だった私は子どもたちにもよくあたった。