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短編小説「魚のために道をひらこう」21/陳載煥

2022年03月23日 06:24 短編小説

「本当に、何て立派なことをしているんだろう! 私は、どれほどあなた方に会いたかったかわからない!」

彼をとりまいていた人たちは驚いて、スコップやつるはしを放りだすと悲鳴をあげて逃げ出した。すると彼は、この人たちが放りだしていったつるはしを取り上げ、力いっぱい振り上げた。大同江のような大きな河でも、みんなが心を込めて管理すれば保護できるという自信がわいてきて、心が躍るような思いだった。

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