歴史修正の動きに抗う/映画「主戦場」裁判


日本軍性奴隷制問題を扱った映画「主戦場」の監督であるミキ・デザキ氏と配給会社が、一部の出演者たちから「商用映画とは知らず騙された」などの理由で訴えられた裁判。東京地裁は1月27日の判決で、原告側の主張をいずれも認めず、請求を全面的に退けた。

ミキ・デザキ監督(写真左)が東京地裁前で勝訴の旗だしをしている(写真は監督SNSより)

映画の監督をつとめたミキ・デザキ氏は、米フロリダ州生まれの日系米国人2世。2007年に来日後、沖縄の学校で英語講師をしていた頃に、差別に関する授業を受け持ったのがきっかけとなり、日本国内での人種差別問題に目を向けるようになった。2013年、同氏がYouTubeに動画(「レイシズム イン ジャパン日本では人種差別がありますか?」)をアップした際には、「インターネット上でその動画を取り下げさせようという強い圧力」を「ネトウヨ」たちから受けていた。

そのような流れのなか、日本軍性奴隷制被害者として、南朝鮮で初めてその事実を告発した金学順さんの証言に関する記事をめぐり、同じく「ネトウヨ」の攻撃対象となっていた元朝日新聞記者の植村隆さんの存在を知った。そうして制作をはじめた映画が「主戦場」であった。

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