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〈特集・ウリハッキョの今〉神奈川中高/インタビュー・金沃重さん

2021年12月19日 09:27 民族教育

民族教育が育んでくれた“心”

金沃重さん

神奈川中高5期卒業生。きょうだいが川崎に引っ越したのを機に、高3から同校へ転入。卒業後は、朝鮮大学校の教員養成所、通信教育学部で学んだ。以降、横須賀初級(当時)、横浜初級、川崎初中(当時)、鶴見初級(当時)、神奈川中高と、県下のほとんどの朝鮮学校で教鞭をとり、後に総聯県本部の教育部に勤めるなど、神奈川における民族教育の最前線で長年活動してきた。

ウリハッキョの「教育事業のためにできることは何でもする」―。そうキッパリと話すのは、自身の幼少期や学生時代の経験が根底にあるという。

朝鮮学校が各地で産声をあげた40年代後半、ちょうどその時期に学齢期を迎えた金さん。「地元にハッキョがなくて最初は日本学校に通い、途中で民族学級が開校して3~4ヵ月ほど通ったが、学校閉鎖令でなくなってしまった。結局、初等教育は日本の小学校で終えた」。その後、東京中高に入学し民族教育を受けたことで「朝鮮人なんだという自覚が芽生え、気概を持って生きるようになった」。

金さんのこの生き様は、神奈川中高が50周年を迎えたころから携わる同校の売店事業や、清掃美化事業を通じて学校を支える今も変わらない。

「人生のほとんどをここに尽くすのはその心を民族教育が育んでくれたから。その拠点を守り発展させることは、同胞たちの未来に関わる大事な問題だ」

(79、神奈川中高・第5期卒業生)

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