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【投稿】「4ヵ国児童絵画交換展」を開催して/原田章弘

2021年12月07日 09:34 寄稿

「近隣4ヵ国児童絵画交換展in三浦半島」(後援=三市一町教育委員会、横須賀市)が11月12日から14日にかけて、神奈川県横須賀市の横須賀市文化会館市民ギャラリーで行われた。これと関連し、実行委代表を務めた原田章弘さん(「日朝国交正常化をすすめる神奈川県民の会」共同代表)の投稿を紹介する。

会場の掲示物の最後に、「最後に」と題して、一枚の掲示があった。そこには、「世界に目を向ければ移民・難民の受け入れ問題などで、人々を互いに隔てる壁が高くなりつつあるように思う。一方、国内に目を向ければ、人種・国籍や障害の有無、性別等に関わって、少数者を排除するような言動が目につき、全体的に『友好や平和』が着実に前進しているとは言い難い状況だ。そうであるからこそ、子どもたちをはじめとして、文化・芸術・スポ―ツ等の交流が意義を増してくると捉え、今回の『交流展』が文化の多様性の認知・個性の尊重と、さらには各国児童相互の尊厳へとつながる一歩になれば、実行委員会の大きな喜びとする」と記載されていた―。

神奈川県横須賀市の市民で構成する実行委員会は、11月12日から14日まで、横須賀市文化会館市民ギャラリ―を会場にして、「第7回近隣4ヵ国児童絵画交換展in三浦半島」を開催した。

ここで「4ヵ国」というのは、日本と南北朝鮮、中国を指している。実行委員会では、「中国や朝鮮半島は、過去、日本が植民地にしたり、侵略したりという、大変な迷惑をかけた土地」であり、日本が再び、迷惑をかけないという決意と、これらの国々との平和的な関係を築かねばならないとの思いから、そのうえで重要となる市民レベルの友好関係・信頼関係を築こうと、それぞれの関係者に依頼し、児童絵画の交換展を企画するに至った。

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