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〈朝鮮「食」探訪記 19〉スープは逸品料理

2021年03月21日 07:30 主要ニュース

平壌ホテル5階にある食堂のテールスープの定食

朝鮮半島に伝わるスープ料理(掬、クッと表記)の特徴は、なんといってもその種類が多いことだ。その数101種になり、チゲを合わせると136種にもなる(*1)。

ウリナラでは、遡ること4世紀以前からすでに肉類をよく食べ、その後仏教の影響による殺生禁止があったが、高麗末期に元の侵攻によって肉の扱い方などの料理法が広まり再び肉食が復活した。さらに、山地が多く山菜が豊富なこと、三面を海に囲まれ魚介類がよく捕れること、そしてウリナラの清らかな水が加わり肉、魚介、野菜、海草類をふんだんに入れ大きな器でクッを「食べる」というスタイルが定着した。

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