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朝鮮の勝利の歴史を表現/平壌地下鉄駅舎がリニューアル

2020年07月17日 13:24 経済

豪華絢爛な駅に喜びの声

平壌における代表的な交通手段の一つである平壌地下鉄。昨年、凱旋駅と統一駅が改修されたのに続き、今年には戦勝駅と戦友駅が相次いでリニューアルされた。

改築された駅構内

新型の国産車両が運行している(写真はいずれも労働新聞)

1960年代に建設がはじまった平壌地下鉄は、73年9月に開通して以来、市民の足として親しまれてきた。

総距離は約35kmで、南北に「千里馬線」(赤い星駅―富興駅)、東西に「革新線」(楽園駅―光復駅)の2線路が運行されており、2つの路線は戦友駅と戦勝駅で交差し、乗り換えができる。

地下鉄を走るのは、銀色の車体に赤いラインが入った新型車両。金鍾泰電気機関車連合企業所が製造した初の国産車両で2016年1月から運行されている。

駅構内には、朝鮮の発展の歴史や人々の生活模様を反映した大型の壁画や彫刻などが並び、豪華絢爛な造りが特徴となっている。利用客のみならず、外国人観光客も訪れる人気スポットだ。

労働新聞6月13日付は、リニューアルされた平壌地下鉄の駅構内の様子を伝えた。

同紙によれば、凱旋駅地下ホールの正面には1945年に凱旋演説をする金日成主席の姿を模した銅像が建てられており、その両側の壁面には歓呼する朝鮮の人々の姿、新しい祖国建設に決起した当時の時代像を反映した大型壁画が飾られており、祖国解放の歴史的偉業について知ることができる。

戦友駅

統一駅には祖国統一をテーマとした彫刻と朝鮮の名勝地を収めた写真が展示されている。

戦勝駅の地下ホールには、祖国解放戦争を戦った英雄たちの姿が表現されている。

一方、戦友駅は祖国解放戦争での勝利をさらなる勝利へとつなげ、新たな文明を創造していく人々の力強さ、社会主義制度の優位性が表現されている。同駅の地下ホールと連結通路、エスカレーター区間には、大変革を遂げた三池淵市と仲坪野菜温室農場、陽徳温泉文化休養地、倉田通りと未来科学者通り、黎明通りなどが描かれている。

同紙は「新たに改築された地下鉄駅の特徴は一言で、駅名にふさわしく天井装飾、照明装飾、モールディング、壁面装飾などがより近代的かつ優雅で、造形化、芸術化の水準が高まり、先便利性、先美学性が徹底的に具現されている」と紹介した。

地下鉄の歴史

平壌地下鉄の建設は、祖国解放戦争から間もない

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