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〈高校ラグビー・東京都予選決勝〉東京朝高、花園初出場ならず

2013年11月10日 14:11 スポーツ

目黒高校に0-78

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東京朝鮮中高級学校高級部ラグビー部が第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)初出場をかけ10日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた東京都予選第一地区決勝に出場。「全国大会」16回出場の強豪、目黒学院高校と対戦し、0-78で敗れた。

東京朝高は試合開始早々、張仁徳選手(6番、3年)が負傷交代するアクシデントに見舞われた。

その直後、東京朝高は目黒学院に右サイドからモールで押し込まれ、先制を許した。その後も2人のトンガ人留学生を中心とする目黒学院の力強い突破に苦しんだ。

東京朝高は、同胞、学父母、OBらの声援を背に、主将の李潤太選手(2番、3年)がパワフルな突破を見せチームを牽引。突進する相手に果敢に立ち向かったが、勢いを止めることはできなかった。

風上に立った後半は、ゴールライン付近まで攻め込む場面も作ったが、トライを奪えなかった。

試合後、東京朝高の呉昇哲監督は、「ロースコアで喰らい付いていきたかったが、前半は風下で負傷交代もあり、浮き足立ってしまった。それでも3年生はしっかりプレーしていた。1年間、チームをここまで引っ張ってきた3年生を褒めてあげたい」と語り、部を支援してくれた同胞、学父母らに謝意を述べた。

李潤太主将は、「試合に出ている15人だけでなく、チームが一丸となり、すべてを出し切ったが、これが結果だ。1年間の集大成の試合だっただけにくやしい」と涙をこらえながら語った。そして、「ここまでラグビー部を支援してくれた学父母やOB、同級生や教員たちに感謝している。試合中もみんなの声援が大きな力になった。後輩たちには、東京朝高ラグビー部の伝統を受け継ぎ、頑張ってほしい」と語った。

(取材班)

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