愛知中高ラグビー部創部40周年記念フェスタ、150人のラガーマンが集結

選手が活躍、OBが支援

愛知朝鮮中高級学校ラグビー部創部40周年記念フェスティバルが6月23日、同校のグラウンドで行われ、150人を超えるラガーマンが集結した。

昨年、愛知中高で中級部ラグビー部が発足。ラグビー人気が高まり部員数も増えている。 高級部ラグビー部は、愛知県高校総合体育大会10人制の部で優勝（合同チームで参加）するなど、少人数ながら高い実績を上げている（過去3度優勝）。また、主将の厳晟実選手がジャパンセブンズ2013高校の部で東海代表に選ばれるなど個人の活躍も光る。

一方、OBらによるラグビークラブ「KOREA」も長年の部員数不足を解消し、各種リーグ戦やトーナメント戦で好成績を収めている。

またOB会は、昨年理事会を再結成し、中、高級部のラグビー部と「KOREA」に対する支援、イベント開催などで愛知同胞ラグビー界を盛り上げている。

こうしたなかで行われた今回のフェスティバルは、過去最多の参加人数で大いに賑わった。

OB会の会長は、参加者たちに感謝を述べながら、「生徒や卒業生たちが頑張っている姿を目の当たりにして、卒業生として誇りに思う。支援の一層の強化を目指す」と決意を表明した。

また、ヤマハ発動機ジュビロで活躍する同校卒業生の徐吉嶺選手は、「生徒たちが頑張っている姿を見て、自分も少人数ながら厳しい練習に耐えていた高校時代を思い出した。また、OBの先輩たちの激しい試合を見て、去年以上の活躍をしたいと強く思った。ぜひ期待してほしい」と述べ、生徒たちに「また一緒に練習しよう」と呼びかけた。

フェスティバルには、朝鮮大学校ラグビー部OB会の役員らも参加。会長は「朝大OB会の会長、副会長は愛知出身。愛知でOB会が盛り上がっていることを本当に嬉しく思う。この勢いで8月末に行われる在日KOREANフェスティバルでは、愛知ラグビー界の元気な姿を全国のラガーマンに見せよう」と語った。

愛知では、8月31日と9月1日に大規模なイベントが行われる。

8月31日には、朝大ラグビー部創部45周年、愛知中高ラグビー部創部40周年記念「在日KOREANフェスティバル in 愛知」が瑞穂ラグビー場で開催される。愛知「KOREA」オーバー30対「ALL out」、朝鮮大学校対中京大学、愛知・大阪朝高対西陵高校の試合が予定されている。当日夕方からは、名古屋市内のホテルで朝大ラグビー部OB会の総会と合同記念祝賀パーティーが開催される。

翌9月1日には、豊田自動織機グラウンド（愛知県刈谷市）で在日朝鮮学生中央体育大会ラグビー部門の競技が行われる。

【愛知中高ラグビー部】