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夜景彩るイルミネーション、LEDも

2012年11月14日 17:45 共和国

朝鮮式の装飾方法を工夫

朝鮮では近年、新しいイルミネーション技術の開発・導入が本格的に推し進められている。首都・平壌を中心に、地方都市にもイルミネーションが積極的に導入され、鮮やかな夜景を浮かび上がらせている。

国家的措置として

国が経済的困難に見舞われた1990年代後半を経て、朝鮮では2000年から新たなイルミネーション技術に関する研究・開発が始まった。

イルミネーションが施された人民大学習堂

建造物の特性と立体感を際立たせるための投光・部分照明、LED・ネオン装飾などさまざまな形式と方法を用いたイルミネーションが生み出されている。

国内のイルミネーション開発事業において大きな役割を果たしているのが、07年に設立された朝鮮イルミネーションセンターである。同センターは、イルミネーションのデザイン、施工をはじめ、新技術の開発・研究、イルミネーション機材の生産などを主な業務としている。

センターには国家的措置として、金策工業総合大学の優秀な学生たちからなる研究チームが設けられ、イルミネーション開発に力が注がれている。

千里馬の銅像

研究チームの努力によって、ここ数年間で平壌市内の数百におよぶ建造物がイルミネーションで彩られ、首都の夜景を美しく飾っている。凱旋青年公園遊園地や綾羅人民遊園地はその一例である。

センターでは、国内のイルミネーション装飾技術を世界的水準に引き上げるべく、イタリア、中国などといった外国の専門企業との技術交流も行っているという。

色は白が基調

朝鮮イルミネーションセンターのリ・イニョン所長(49)によると、朝鮮でイルミネーション装飾に対する関心が高まった背景には、金正日総書記の指導があったという。

「金正日総書記は、首都・平壌を世界的な都市にしようというビジョンの下、イルミネーション装飾を『強盛国家』を迎える新しい時代に合わせ、よりいっそう発展させようと指導した」(リ所長)

金正日総書記はまた、イルミネーションは朝鮮民族の民族的情緒に合う、白を基調とした落ち着きのある色味を活かすよう、キメ細かいアドバイスを行ったという。

蒼光通りにある飲食店

そして、まずは平壌市民にとってのなじみのスポットから優先的にイルミネーションを施すよう指導したという。

これを受け、2006年12月、平壌の中心部に位置する人民大学習堂に、新たなイルミネーションが施された。投光照明をふんだんに用いて、朝鮮式の建物の特性を際立たせ、立体感も出るよう工夫を凝らした。

2007年には牡丹峰のふもとにある千里馬の銅像のイルミネーションも一新された。

金正恩第1委員長も、朝鮮の建造物の特性を活かし、人々の好みにも合った朝鮮式のイルミネーション技術の開発を奨励している。

高層アパートが立ち並ぶ平壌・倉田通り(今年6月竣工)を彩るLEDライトのイルミネーションは、第1委員長の直接の指導の下で施されたものだという。

地方都市にも導入

現在、地方都市にもイルミネーションの導入が進んでいる。

大同橋

2009年の元山市への導入に続き、咸興(咸鏡南道)、会寧(咸鏡北道)、松林(黄海北道)、三池淵(両江道)、平城(平安南道)、沙里院(黄海北道)、江界(慈江道)、新義州(平安北道)など、地方都市の約1,000カ所に、特徴的なイルミネーションが施されていった。

平壌でも、市内の栄光通り、勝利通り、凱旋門通り、七星門通り、柳通り、金星通り、下新通り、光復通り、統一通りを中心として、公共の建物や企業所などに現代的なイルミネーション装飾が施された。今後も、今年9月に竣工した平壌民俗公園をはじめ、首都の各所に引き続きイルミネーションを導入していく計画だという。

増えるイルミネーション装飾に対するニーズに対応すべく、イルミネーションのデザインや機材製作など、多様なサービスを提供するイルミネーション技術交流社が、倉田通りに新たに設立された。

朝鮮イルミネーションセンターでは、今後もイルミネーション技術交流社のようなサービス施設を平壌市内に増設していく予定だという。

(平壌支局)

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