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最高人民会議12期5回大会開催

2012年04月18日 13:14 主要ニュース 共和国

金正日総書記を永遠の国防委員長に、金正恩最高司令官を国防第1委員長に推戴

朝鮮中央通信によると、金正恩最高司令官の参加のもとで最高人民会議第12期第5回会議が13日、平壌の万寿台議事堂で行われた。会議では、金正日総書記を永遠の国防委員会委員長にいただき、金正恩最高司令官を国防委員会第1委員長に推戴した。修正された社会主義憲法は、国防委員会第1委員長の職制を新たに設け、第1委員長が国家の最高指導者として対内外活動をはじめ国家の全般の活動を総指揮することができるように規定した。

最高人民会議12期5回大会

会議には、最高人民会議代議員が参加し、オブザーバーとして党・武力・政権機関、社会団体、省・中央機関、科学、教育、文学・芸術、保健医療、出版報道部門の幹部が出席した。

すべての参加者は、金正日総書記を追慕して黙とうした。

会議では、5つの議題①社会主義憲法を修正、補充することについて、②金正恩最高司令官を朝鮮民主主義人民共和国の最高ポストに推戴することについて、③内閣の2011年の活動状況と2012年の課題について、④2011年国家予算執行の決算と2012年の国家予算について、⑤組織問題が討議された。

議題①の討議では、最高人民会議常任委員会副委員長の楊亨燮代議員が報告を行った。

最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法の修正・補充を承認することについて」が採択された。

新たに修正、補充された内容は第一に、憲法の序文において金正日総書記の国家建設業績を法律化した。

序文には、金正日総書記の国家建設の業績などについて明文化されており、金日成主席を朝鮮の永遠なる主席、金正日総書記を朝鮮の永遠なる国防委員会委員長としていただき、朝鮮労働党の指導に従ってチュチェの革命偉業を最後まで成し遂げようとする朝鮮の軍隊と人民の信念と意志が記されている。

第二に、国家機構に関する条文を修正、補充した。

国防委員会第1委員長の職制を新しく設け、第1委員長が国家の最高指導者として対内外活動をはじめ国家の全般の活動を総指揮することができるように規定した。

議題②の討議では、最高人民会議常任委員会委員長の金永南代議員が、金正恩最高司令官を朝鮮の最高ポストに推戴する演説を行った。

金永南代議員は、全党、全軍、全人民の総意を反映して金正恩最高司令官を朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1委員長に推戴することに関する朝鮮労働党中央委員会、朝鮮労働党中央軍事委員会の提議を最高人民会議に提起した。この提議は、すべての代議員と参加者の全面的な支持と賛同を受けた。

会議は、金正恩最高司令官が国防委員会第1委員長に推戴されたことを厳かに宣言した。

工業総生産額、前年比102%

続いて、内閣総理の崔永林代議員が議題③に関する報告を行った。

崔永林代議員は、昨年、工業総生産額が前年に比べて102%に伸長し、水力発電量、鉄鉱石、亜鉛、発電機、肥料、マグネシアクリンカーなどの生産が大幅に増えたことについて述べた。

今年、内閣は軽工業と農業部門に力を集中させ、「新世紀の産業革命の炎」「咸南(咸鏡南道)の炎」を高く掲げて経済強国の確固たる土台を築き上げ、朝鮮人民軍の戦闘準備と国防工業の発展に必要な物質的保障に最大の力を入れると強調した。

財政相のチェ・グァンジン代議員が、議題④に関する報告を行った。

チェ・グァンジン代議員は、昨年、国家歳入は101.1%、そのうち地方歳入は112.8%遂行され、国家歳出は99.8%執行され、国家歳出総額の15.8%を国防費に回したことについて述べ、今年の国家歳入計画は昨年より108.7%、国家歳出計画は110.1%に増やすことになり、国家歳出総額の15.8%を国防費に回し、在日同胞子女のために多額の教育援助費と奨学金を送ることになると明らかにした。

議題③、④に関する代議員の書面討論があった。

各討論者は、昨年の内閣の活動状況と国家予算執行が正確に総括、決算され、強盛国家建設を促進するための内閣の課題が明白に提起され、社会主義制度の優越性を発揚させられるように国家予算が正しく編成されたとし、これに全面的な支持と賛同を表した。

会議では、共和国最高人民会議の決定「朝鮮民主主義人民共和国の内閣活動報告とチュチェ100(2011)年国家予算執行の決算を承認することについて」、最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国のチュチェ101(2012)年国家予算について」が代議員の全員賛成で採択された。

最後に、議題⑤が討議された。

金正恩最高司令官の提議によって、国防委員会の委員に崔龍海、金元弘、李明秀の各代議員を補選した。

金永南代議員が最高人民会議第12期第1回会議と第5回会議で推戴、選出された国防委員会のメンバーを次のように発表した。

国防委員会委員長の金正日総書記

国防委員会第1委員長の金正恩最高司令官

副委員長の金永春、李勇武、張成沢、呉克烈の各代議員

委員の朴道春、金正角、朱奎昌、白世鳳、崔龍海、金元弘の各代議員

会議では、太亨徹代議員を最高人民会議常任委員会の書記長に補選し、リ・スンホ、リ・チョルマンの両代議員を内閣副総理に、キム・インシク氏を内閣副総理兼首都建設委員長に任命した。

朝鮮労働党黄海北道委員会責任書記の朴太徳代議員、人民経済大学総長のチョン・ギョンナム代議員を最高人民会議法制委員会の委員に補選した。

(朝鮮新報)

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