1カ月前、サンホが膝から血を流しながら帰ってきた。駅から家までの坂道を、ミリョンと近所のキョンセンと3人で歩いていると、数人の中学生にからかわれたらしい。ケンカをしても勝ち目はない。しかし腹は立つ。少 [...]…
近所の日本のお姉さんがワーキングホリデーという制度を利用して、ソウルで暮らしている。彼女の母親が荷物を送るのに、住所がハングル表記のみで困っていると言って訪ねてきた。私は留守だったので、子どもたちが対 [...]…
今年も猛暑が続いた。コマチュック中央大会が終わるまで、うちの冷凍庫は氷に占領される。普通の氷、ペットボトルや密閉容器で作るお茶氷、試合後に足を冷やすために使う4㎏の氷などである。…
大阪の東の果て、生駒山の山麓に住んでいる。市内の同胞集住地域にも、さほど遠くない。それなりに自然が残っているので気に入っている。近所に日本人の友達はいても、学校まで一緒に通うトンムがいない事が玉にきず [...]…
お年玉は、好きな物を1つ買って、残りを貯金することにした。チユニはドラムのスティックを買い、畳や辞書を、日々せっせと叩いている。サンホは「ギネスブック」を買った。…
家を一歩出ると、十軒の家に囲まれた急坂の袋小路である。足こぎの小さな車を持って20メートル程のその坂を駆け上がって車にまたがり、猛スピードで滑り降りることが、幼い頃サンホのお気に入りの遊びだった。真冬 [...]…
1年前の夕方、下の2人を連れて車でどこかへ行った帰り道に交差点で信号待ちをしていた。すると、手前の駅の方から線路沿いの道を歩いてくるチユニが見えた。チマ・チョゴリの上に紺色の体操服を着て、無意味に重い [...]…