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〈Strangers In Pyongyang 7〉ヘダンファ館墜落事件の真相とは!?/北岡裕

なぜか、日本代表 「北岡さん急いで!」。K案内員の声を聞いて脊髄反射的に私は、ヘダンファ館前にある階段から跳躍し顔面から墜落、左目の下を負傷した。この傷が朝鮮の人が胸につける紅いバッチの形にまるでそっ…

〈Strangers In Pyongyang 4〉朝鮮の人も笑う/北岡裕

気だるい平壌の冬の休日と、アナログなサーカス 「また来る時もこのまま、この場所が変わらずあってほしい」。旅先で呟く、そんな感傷的な旅人のことばは、その土地で暮らす人間にとっては無責任で迷惑なものに違い…

〈Strangers In Pyongyang 3〉羊角島ホテルで出会った泣き上戸の男/北岡裕

朝鮮伝統の禁煙法? 「日本からのお客さん、お酒は飲まれないのですか」。ふらりと冬の夜の羊角島国際ホテルのバーに入って来たその男性は、羊角島国際ホテルの名物だという、黒生ビールの入ったジョッキをあっとい…

〈Strangers In Pyongyang 2〉寡黙な平壌の職人、運転手さんの話/北岡裕

背中越しに聞いたどや声 朝鮮ツアーの車内は騒がしい。案内員は流ちょうな日本語で、懇切丁寧にガイドを続ける。「あちらが労働新聞社の建物です」。「おぉー」。響くシャッター音。「こちらは永生塔です」。「すげ…

〈Strangers In Pyongyang 1〉羊角島国際ホテルの3人娘/北岡裕

ツンの壁を壊した日 2004年2月。真冬の大同江の中州に立つ羊角島国際ホテルは、まるで冷蔵庫のようだった。亀がのんびりと泳ぐ大きな水槽のあるカフェ。高い天井のロビーに漂う空気は冷たい。カウンターに座る…