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ノンフィクションの物語/黄炳柱

西東京の同胞社会にチャムジェリョッ(潜在力)コールが鳴り響いている。今、あなたが西東京を訪れたら、その響きのとおり、地域に潜在する力が発揮されている姿を見ることができると思う。 職業柄、私はこれまで「…

私のはなし/鄭明洙

私のコラムもこれが最後となる。これまでは、担任を務める初3の児童たちの成長過程などについて書いてきたが、最後は自分について書こうと思う。 島根県出身の私は祖父の遺言で高級部からウリハッキョに通うことに…

「留学」について思うこと/韓翔昊

以前、日本の教育が資本主義的な価値観の中で商業化されていると書いたが、筆者はその最たる例が「留学」だと考える。 日本の大学では通常のカリキュラムに留学が組み込まれていることもあり、留学に行くのが当たり…

場所に刻まれる記憶/金潤実

現大阪朝鮮中高級学校、5階西側の一番はしっこに美術部室がある。私が高校生の頃、部員として過ごした場所でもあり、今現在、講師として教える場所でもある。 この広い校舎の中で一番空がきれいに見えるのは美術部…

小さなギャングたちの学び場/鄭明洙

学期末の総括で私が担任を務めるする初3の短所-整理整頓を指摘された。 一般的に小3~4年生の児童たちは「ギャングエイジ」とも呼ばれ、グループで集まり、それぞれのルールで遊びを楽しんだりする。かれ、かの…

在日朝鮮人にとって名前とは/韓翔昊

関東大震災・朝鮮人虐殺から100年、朝鮮戦争停戦から70年、4・24教育闘争から75年の今年、私たちが問うべきは何なのか? 36年もの間、日本帝国は朝鮮半島を植民地とし支配することによって、朝鮮の民衆…

“どうせ”を乗り越えて/金潤実

この社会の制度も構造も「どうせ変わらない」と思っている自分がどこかにいる。 昨年、あるアート関係の国の助成金の応募条件の中に「国内アーティスト」の定義が「日本在住で日本国籍保持者」と指定があることを知…