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ホーム » Posts tagged with » 朝鮮と日本の詩人 (Page 9)

〈朝鮮と日本の詩人 33〉斉藤怘

子どもの遊び奪う酷薄さ 美濃紙に古銭をつつみ 両はしを穴に通し羽根をつくる オンドルは心地よくあたたまり 窓にとおく冬の海が見えていた  …

〈朝鮮と日本の詩人 32〉佐川亜紀

みどり色の湖は 豊かな胸の静かな呼吸のように さざ波を果てしなく広げてゆく 陽光は波にくだけて 金色のステンドグラスを描く ダンプカーがひっきりなしに通る大橋の向うに 相模湖ダムがある 遊覧船くじら丸 [...]…

〈朝鮮と日本の詩人 31〉港敦子

朝鮮は、キレイナ絵本のなか、 外の国、ソトノクニ、だった 我が幼き時代、  …

〈朝鮮と日本の詩人 30〉なべくらますみ

手の中にある一個の林檎 あおいばかりの 冷たかった肌が 少しずつ体温に近くなる 歯を当てると ほとばしる酸っぱさ  …

〈朝鮮と日本の詩人 29〉結城哀草果(ゆうきあいそうか)

世界平和の為六十年前昇りし太陽常若く今朝も輝く金日成首相 金日成首相の還暦よろこぶ歌合唱が世界の山河大きくゆすぶる 還暦の首相の額なごましく民族愛に蔭一つなし 民族愛日本に及び朝鮮大学の明るき設備見る [...]…

〈朝鮮と日本の詩人 28〉真壁仁

白頭の峰は雪にかがやき けだかい白銀の頭を 三千里江山にめぐらしているだろうか 私はその峰があなたの顔に重なって見える それはどんなに離れていても見える高さだ あの山ふところが国土をうるおす水のみなも [...]…

〈朝鮮と日本の詩人 27〉福中都生子

「ベトナム戦争は終わった アメリカは逃げていった 赤い解放旗がはためいている」 (「それでもやはり悲しいのは」部分)。…

〈朝鮮と日本の詩人 26〉浜田智章

浜田知章という詩人がいる。1920年生まれだから、今年86歳になるが、詩を本格的に書きはじめたのは、1948年に個人誌「山河」を創刊した時であった。51年に「山河」が同人誌になると、ここで長谷川龍生、 [...]…

〈朝鮮と日本の詩人 25〉茨木のり子

韓国の老人は いまだに 便所へ行くとき やおら腰をあげて 〈総督府へ行ってくる〉 と言うひとがいるそうな 朝鮮総督府からの呼び出し状がくれば 行かずにすまされなかった時代 やむにやまれぬ事情 それは排 [...]…

〈朝鮮と日本の詩人 24〉槙村浩

おお三月一日! 民族の血潮が胸を搏つおれたちのどのひとりが 一九一九年三月一日を忘れようぞ! その日「大韓民族万歳!」の声は全土をゆるがし 踏み躙られた日章旗に代えて 母国の旗は家々の戸ごとに翻った [...]…