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〈朝鮮紀行《食》 12〉本場、平壌冷麺

  世界中で愛されている麺の起源は南北朝時代(3~6世紀頃)の中国であると言われ、その後アジア各地に伝播したものと考えられている(「文化麺類学ことはじめ」石毛直道著)。 麺は製麺法によって、…

〈朝鮮紀行《食》 9〉「魔法の3本指」で味つけ

ソジェ閣② ソジェ閣での料理実習1日目は、「スケトウダラのヤンニョン入り姿蒸し(명태의 양념찜)」、緑豆のムッ(청포묵)、タラの芽のナムル(두릅나물)を料理することになった。 ミョンテは皆さんもご存じ…

〈朝鮮紀行《食》 8〉祖国で調理実習

ソジェ閣① 朝鮮大学校の短期学部生活科学科では2012年から、祖国講習期間に朝鮮料理協会から講師を招いて調理実習を行っている。 朝鮮料理協会は、1988年に護衛局傘下に設立され外国の国賓をもてなす料理…

〈朝鮮紀行《食》 7〉素材の味、香りを生かして

とうもろこしの温麺 「とうもろこしマッコルリ」を飲んで、とうもろこしに対する関心が一層高まった。以前ウリナラで食べるとうもろこしと言えば、日本のものに比べて硬く甘みが少ないので正直おいしいと思ったこと…

〈朝鮮紀行《食》 6〉初めての味わい、大好きに

とうもろこしマッコリ とうもろこしは米、麦と並び世界3大穀類の1つである。生食はもちろん油やコーンフレーク、コーンスターチ、ポップコーン、動物の飼料等加工品として利用することも多い。最近ではバイオマス…

〈朝鮮紀行《食》 5〉「焼きいも」といえば?

ジャガイモ 朝鮮に滞在中、平壌ホテルのレストランでは、毎食必ずと言っていいほどジャガイモ料理がテーブルに登場した。ジャガイモは、世界的によく利用される食材である。その理由は、収穫量が多いこと、荒地や寒…

〈朝鮮紀行《食》 4〉人気の「ミッパンチャン」

エゴマの葉 エゴマの葉(깨잎)はチョソンサラムの中で知らない人がいないほど、よく食べられる食材である。食べ方は焼肉をはじめさまざまな具材を包んで食べる「サム(쌈)」や、味噌、醤油につけた漬物として、ま…