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〈学美の世界52〉アップデートされる表現/河美香

学美は回を重ねるごとに、表現方法、表現媒体がどんどんアップデートされている。それは絵画作品にとどまらない。立体作品は材料も規模も多彩になり、写真作品、映像作品と多種多様になっている。一つの展覧会で、こ…

〈学美の世界49〉纏わぬもののカタチ/康貞淑

連なる発想を膨らませた後、間をあけて客観的に判断する。このプロセスの循環が、カタチとなる。カタチは千差万別だが、ひた向きに追い求める者の姿や率直さはみな眩しく映る。 ◇◇ 丸いものは何だろう。太古の生…

〈学美の世界48〉生活を記憶する学美/朴美奥

「美術は生活を表す」という言葉の通り、芸術作品にはその時代の政治や社会環境、流行や価値観が色濃く反映されている。 トレンドが目まぐるしく変わる現代の中で生きる生徒たちもまた、さまざまな生活環境の中で得…

〈学美の世界47〉「はくぶつかん 博物館」/崔栄梨

紹介する2つの作品は、全く違いながらも、相似形に思える。博物館というモチーフ、洞窟のようなフォルム。まるで、入り口と出口のようだ。 ◇◇ とてもミニマルな造形で、一目で何を描いているのかを特定できない…

〈学美の世界46〉「余白」が織り成す美への共鳴/金順玉

広い「余白」に魅了されて。 余白というのは「空間」であってその空間の中に入って初めて「わかる」ことができる。 ◇◇ 真っ白い画面にビュービューと風が吹き、家の中で外の様子をうかがう少年。(作品1) 冬…

〈学美の世界45〉具現化した「声」に耳を傾けて/李民花

私は学生たちの美術作品を審査をするのがとても苦手だった。審査とは一般的に「査定すること」であるが、自分の物差しでその優劣や等級などを決めていいものかと葛藤と不安で押しつぶされそうになっていた。更に一般…

〈学美の世界44〉平然と同居する描画表現/姜泰成

学美の現場で何が起きているのか? 筆者は朝鮮学校の美術教育の場で何が起こっているのかを独自の視点で分析することを課題にしている。多種多様なアプローチをしている中で一つの視点から紹介できればと考え記述す…